たまには本を読んだ感想を書きます。みなさまはあまりよくご存知ではないかもしれませんが、私は日本語を読むことができますので本を読んだりもするのです。
というわけで、今回読んだのがこんな本。『宇宙最強物質決定戦』という、なんかもうわけがわからんタイトルの本ですが、実際に読んでみると別の意味でわけがわからん、実に楽しい本でした。
私は物質というと、鉄とか、金とか、そういう物質を想像してしまうのですが、この本はそんな小さなスケールの内容ではありません。なんといっても宇宙最強なのです。私の知っている大阪とか富田林なんかを遥かに大きく超えた話が繰り広げられるのです。
というのも、この本を書かれた方は「ブラックホールは素粒子を放出することによってその勢力を弱め、やがて爆発により消滅する」理論で有名なホーキング博士最後のお弟子さんです。そんなすごい人がちくまプリマー新書というわかりやすい媒体で、ものすごくわかりやすく宇宙の成り立ちから仕組みなんかを教えてくれるのです。そりゃめちょんこおもしろいに決まっています。かなりおちゃらけて書かれているのですが、それゆえにわかりやすく、もしかしたらぐわぐわ団を参考にされて書かれたのかもしれないと思うと胸が熱くなります。
この本、読み進めていけばいくほどスケールが大きくなり、ダークマター、ダークエネルギーといった厨二病が爆発しそうな単語がじゃんじゃか出てきて、しかもダークマター、ダークエネルギーというのがどういうものか、実際はまだわからないことだらけではあるのですが、現時点でわかっていることを懇切丁寧に教えてくれる感じなのです。
私も負けてはいられません。『河内長野最強物質決定戦』みたいな本を書いてリベンジしなければなりません。ついうっかり毎日『Fit Boxing 北斗の拳』でジャギ様をボコしていたら知らないうちに先を越されてしまいました。頑張りましょう。合掌。