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【ネタバレ注意】『らんまん』について

NHKの朝の連続テレビ小説『らんまん』が始まりました。

土曜日に総集編を見たので感想を描きたいと思います。

まず、舞台となるのが高知です。ですので、広末涼子が出てくるのはもはや当然と言えるでしょう。広末涼子の出身地は高知です。知らない人は人生の再教育が必要です。

しかし、受信料で懐が暖かいNHKとはいえ、毎日毎日広末涼子を出しているとお金がかかって仕方がないので、主人公の母親、しかも病弱という設定にしてしまいました。なので、一週目で広末涼子はお亡くなりになります。実に残念ですが、ドラマなんかでよくあるタパーンです。視聴率を稼げる人を最初にどっかーんと出して、次回から海外に飛ばすとか、死なすとか、刑務所に放り込むとかして本筋から外してしまいます。とにかく初回に食いつかせるという常套手段です。

さて、『らんまん』ですが、広末涼子だけではなくディーン・フジオカまで初回限定で出してきました。しかも坂本龍馬役という歴史的に大人気キャラを現実世界で大人気キャラに演じさせるという大人気ダブルで攻めてきました。これはもう、やり過ぎと言えます。ディーンに坂本龍馬を演じさせたら、五代友厚は誰が演じるのでしょう。明治の世を舞台にしている以上、五代友厚が出てこないわけがありません。ディーンが五代友厚を演じない明治時代なんて明治時代ではありません。にも関わらず、ディーンに坂本龍馬を演じさせるとは!坂本龍馬を演じさせたら右に出る人はいない武田鉄矢という人がいるにも関わらず!

しかも、ディーンは「死んでしまいたい」と言う子役の主人公に「あたまを喰ろうたるぞ!」と脅しまくるというめちゃくちゃなことをしでかします。パワハラです。そして、本当に頭を喰ろうてしまって、次週からは『らんまん』ではなく『ディーン・フジオカの坂本龍馬』が始まるとか、始まらないとか。そんなわけで、第一週で広末涼子とディーン・フジオカという最終兵器を出してしまったので、これからどう先細りするのか心配でなりません。阿部寛に武田信玄を演じさせるしかないでしょう。合掌。