ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

うたコンのことをツラツラと語る

昨日のNHKのうたコンで西城秀樹の歌を野口五郎が歌っていました。高橋英樹の歌ではありません。西城秀樹の歌です。これが実に良かった。

布施明が歌ったほうがもっと素晴らしいとは思うのですが、それはそれで実はものすごくものすごい問題があるのです。というのも、野口五郎が歌う西城秀樹の歌は野口五郎が歌ってはいるもののうっすらと西城秀樹が後ろに見えるのです。西城秀樹を偲びつつ、野口五郎の歌を楽しむことができるのです。これは本当に素晴らしいことで、野口五郎だからこそできることではないかと思うのです。

一方、布施明が西城秀樹の歌を歌うと、嬉しいのか悲しいのかわかりませんが、布施明の歌になってしまうのです。以前、布施明がスピッツの歌を歌ったことがあったのですが、その時はスピッツらしさは全て布施明によって覆い尽くされ、布施明ワールドが画面いっぱいに展開されてしまったのです。布施明が歌うスピッツの歌は布施明の歌でしかない。布施明が西城秀樹の歌を歌ってしまうと、それはもはや西城秀樹の歌ではなく布施明の歌になってしまうのです。ややこしい話ですが布施明はそれほどに偉大だということです。

もし仮に、YOASOBIの『アイドル』であったとしても、布施明が歌ったが最後、布施明の歌になってしまうのです。布施明とはそういう素晴らしい歌手であるのです。よかったですね。

となると、やはり布施明は布施明の歌を歌うべきなのです。ただ、布施明の歌うスピッツの歌も素晴らしかったのは事実です。別に徳永英明のようにじゃんじゃかいろんな人の歌を歌う必要はありませんが、たまに息抜き程度に別の人の歌も歌ってもらえたら嬉しいです。

昨日のうたコンは他にもいろいろと見どころが多かったのですが、ザ・アルフィーのみなさんが創立50周年だそうです。そして、この人たちは一体何歳なんだろうと考えてしまいました。50周年であることから、50歳以上であることには疑いの余地がありません。しかし、夢を壊してはいけないので年齢を調べることはしないでおきました。頑張ってください。合掌。