インドという国名がバーラトに変わるかもしれません。
突然、G20でモディ大統領が招待状や議長席のプレートのインドの国名を「バーラト」にしちゃったのです。これはもう、インドがバーラトになる布石でしかないと世界がどよめいているのです。
実際には国の名前がぽこんと変わることはよくあることです。グルジアがとつぜん缶コーヒーみたいな名前の国になってしまったり、スワジランドがエスワティニになったり、我がおぱんぽん帝国もGHQによって日本にさせられたり、とにかくないことはないのです。
とはいえ、インドみたいな大国が突然「国名をバーラトにします!」なんて言われたらめちょんこ大変です。少なくとも私は大変です。カラオケで歌える数少ない筋肉少女帯の代表曲『日本印度化計画』が『日本バーラト化計画』になってしまったら目も当てられません。「いんどかけいかく」という語呂がよいのに「ばーらとかけいかく」だとなんか拍子抜けというか、もんにょりしてしまいます。「にほんをいんどにしてしまえ!」という歌い始めも「にほんをバーラトにしてしまえ!」では腰が抜けます。力が出ません。俺にカレーを食わせろという前向きな歌詞もバーラトだと「カレーぐらい適当に食べますわ」ぐらいになってしまうのです。
とにかく、インドがバーラトになると筋肉少女帯にとってはかなりの痛手でしょう。ただ、彼らのことですから「インドがバーラトになっちゃったねぇ」とオーケンが呟いて「日本バーラト化計画」という歌を新しく作って歌うぐらいのことはするかもしれませんし、たぶんしちゃうんだろうなと思うので、それはそれで楽しみです。
影響といえば、その程度です。さっき、モディ大統領って書いてしまいましたが、モディは首相でしたね。間違えました。インドの大統領はドラウパディ・ムルムさんです。2022年に先住民族初、女性としては2人目の大統領になりました。
とはいえ、インドの大統領というのはぶっちゃけお飾り的な存在なので、政治的に権力を持っているのは首相のモディです。気をつけましょう。合掌。