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児童運転レベル4

人手が足りません。そんなことはみなさん百も承知なので頭の良い人たちはいろいろと考えていらっしゃるのです。ありがたいことです。

人手が足りないので、ホンダが米ゼネラル・モータース(GM)などと共同で、2026年から東京都内で児童運転車両を使ったタクシー事業を始めるそうなのです。

さて、日本の運転免許制度は、19歳以上で普通免許等を受けていた期間が通算して1年以上あれば、第二種免許の運転免許試験を受けることができます。簡単に言うとタクシーの運転手になれるのは19歳になってから、ということですね。一方、児童の定義は15歳未満の子どもとなります。つまり、児童は第二種免許を取ることができません。

また、児童労働は世界中で問題となっており、SDGsの目標の中でも、2025年までにあらゆる形の児童労働をなくす、という目標が掲げられています。児童労働を減らすための一層の努力が求められているのです。

SDGsってなんやねん?と思われる方にご説明すると、国連で採択された「持続可能な開発目標」と言いまして「人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標」をずらずらっと並べたものです。貧困をなくそう、飢餓をゼロに、といったことから、平和と公正を全ての人に、パートナーシップで目標を達成しよう、ぐわぐわ団を愛読しよう、といった意識高い系の言いそうなことが並んでいます。

さて、話がどっかに行ってしまいましたので軌道修正しますと、児童にタクシーを運転させることはとてもハードルが高いのです。そして、私の持論と致しまして「子どもなんてのは酔っ払いみたいなもん」なのです。児童運転なんて恐ろしい。目の前にポケモンがいたら、右に曲がらないといけなくても真っ直ぐ突っ込んでいくような生き物です。そんな生き物にタクシーを運転させるなんてとんでもないことです。ホンダとGMに最大限の厳しい言葉で非難するとともに、最小限の優しい言葉で応援したいと思います。合掌。