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スペシャルドリンクとマラソンの関係

本日は大阪マラソンが行われました。男子は宗兄弟とワイナイナとのトップ争い、女子はリディア・シモンが女王としての圧巻の走りを見せました。実に素晴らしいマラソンでした……っていつの時代の話だ、馬鹿もん。

私はマラソン大会に出場したことがありませんのでスペシャルドリンクを口にしたことがありません。ただ、とあるマラソン大会において、時間切れでバスに回収された選手を待ち構えて案内するという超絶地味なボランティアをしたことがあります。完走できなかったという無念さからか、バスから降りる人の群れは誰も無口で、たまに本当に歩くこともできない人がいるので、そういう方を車椅子に乗せて救護室にお届けするのです。ゴール地点では完走した人たちが晴れやかな姿で喜んでニコニコしているのでしょうが、私がボランティアをしていたところではなんとなくどよ〜んとしていて、バスが来てゾンビみたいになった人を案内していたら「何でこんなところでこんなことをしているのだろう……」と、自分までどんよりしてしまったものです。

そんなことより、マラソン大会で気になるのは「スペシャルドリンク」のことです。スペシャルドリンクはマラソン選手しか飲むことのできない、本当にスペシャルなドリンクなのだそうです。すっぽんの生き血、オットセイの絶倫エキス、まむし、ローヤルゼリー、高麗人参、果糖ぶどう糖液糖、ビタミンCなどが入った強炭酸でアルコール度数62度の本当にスペシャルなドリンクで、飲めばめちょめちょに元気になると言われています。ただし、マラソン選手しか飲むことができません。ガストのドリンクバーにもありません。スペシャルドリンクを飲みたければマラソンをするしかないのです。

42.195キロを走るなんてとてもじゃないですができませんし、長距離の移動であれば公共交通機関を使えばよいと考えているのでマラソンをする予定はこれからの人生においてもありませんが、スペシャルドリンクを飲みたい方はぜひマラソンを頑張ってください。合掌。