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オリーブオイル有料化への懸念とオリーブ豊作への期待

ヨーロッパではオリーブがかなりの不作のようです。そのため、5月から精油会社各社がオリーブオイルの値上げをするようです。これがかなりエグい値上げのようで、どうも1.5倍ぐらいの値上げになるっぽいです。

フランス王家の血筋である私の家では、料理の際にオリーブオイルを湯水のように使います。とりあえずオリーブオイルをばしゃーっとぶっかけるのです。速水もこみちじゃないんだし、そこまでたっぷりかけなくてもいいんじゃないかと思われるかもしれませんが、フランス料理においてオリーブオイルはなくてはならないものなのです。うどんにオリーブオイルをぶっかけて「オリーブオイルぶっかけうどん」とかフランス料理の三つ星レストランでよく見かける光景です。日本人相手には出しませんが、通のフランス人にはこっそり出してくれるのです。シェフと仲良くならなければいけません。

パリのフランス料理店「ムッシュムラムラ」で食べた「オリーブオイルぶっかけうどん」は最高に美味しかったです。うどんは冷凍うどんでしたが、まぁフランスですから仕方がない。そして、オリーブオイルだけではなく、生クリームにfond de veau(フォンドボー)、トリュフにドリフを添えた最高級のオリーブオイルぶっかけうどんは13ユーロ(約2,000円)とガメてきたので「二度とくるか!」と啖呵を切って10ユーロ札を叩きつけて店を出た記憶があります。

このように、オリーブオイルが高くなることで私が危惧しているのはサイゼリヤのオリーブオイルが有料化されてしまうのではないかという懸念です。パスタやミラノ風ドリアにオリーブオイルをかけて食べるのが贅沢だというのに、たとえばおちょこみたいなのにオリーブオイルを入れられて一杯あたり50円とか取られるのではないかとひやひやしているのです。

地球温暖化とかいろいろ問題もあるのですしょうが、ヨーロッパ人にはオリーブが豊作になるよう頑張ってもらいたいと思います。頑張りましょう。合掌。