ゴールデンウィークです。繁華街はめちょんこ人が集まり、道頓堀のひっかけ橋なんてまるで阪神タイガースが優勝でもしたかのような人混みっぷりです。まるで人がゴミのようだとムスカが言い出しそうです。「道頓堀 ライブカメラ」でYouTubeを検索してみましょう。本当にびっくりします。
そんなゴールデンウィークですが、なぜゴールデンなどという修飾語がついているのでしょう。言うても祝日が数日固まっているだけです。カレンダー通りに休みが取れる人の場合、3連休があって、3日間お仕事をして、それから4連休。大したことではありません。ゴールデンと言うからには7日間ぶっ続けで休みぐらいでないと「ゴールデン」の名が泣きます。
ゴールドの比較級がゴールダー、そして最上級がゴールデンなのですが、こんな3連休+3連勤+4連休なんて最上級のゴールデンを使うことは許されません。せいぜいシルバーの比較級であるシルバーバーぐらいのもんでしょう。銅、すなわちカッパーの比較級カッパッパーかも知れません。
そもそも、みんながまとめて祝日に休むから阪神タイガースが優勝したみたいな人混みが生まれるわけで、みんなが分散して休みを取ればよいだけです。週休2日、しかも土日に休みなんてことをしているからダメなのです。この際、祝日をなくしてでも週休4日を実現させるべきなのです。そして、休みをとにかく分散させる。それこそ、マイナンバーとAIなんかを駆使して国全体でみんなの休みの日を決めればよろしい。裁判員制度みたいなもんです、違うけど。
そうすれば、人混みが苦手な人でも外出して休みを謳歌できますし、消費を増やすこともできます。日本のGDPの約6割が個人消費なのです。ゴールデンウィークだけに消費を集中させることにデメリットが生じているのです。これに加えてオーバーツーリズムの問題もあります。みんな一斉に休むからキャパオーバーしてしまうのですから、分散させればよいのです。
週休4日なら祝日がなくなっても文句はありますまい。ただし、賃金は現状維持、もしくは2割り増しで。国民としては当然の権利です。合掌。