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誰が「ママもう無理」と弱音を吐いたのか問題

昨日は「ママもう無理」が大阪・関西万博のトレンドワードになりましたが、本当に弱音を吐いたのは子供だったのでしょうか。この記事を書いた人を疑うつもりはありませんが、子供の定義を考えなければなりません。幼ない子なのか、それとも親から見た子なのか。

というのも、仮に親が70代だとした場合は子は40代ぐらいでしょう。母親のことを「ママ」と呼ぶ人もいるはずですし、親子で万博に来ても何ら不思議ではありません。単なる親孝行かもしれませんし、引きこもりの子をどうにかこうにか連れ出そうと万博に来た母親かもしれません。私としては、引きこもりの子をどうにかこうにか連れ出そうと万博に来た母親と子供ではなかったのではないかと推理したのです。

この場合、母親は1970年の大阪万博を経験している可能性が十分あります。そして、子供が「ママもう無理」と弱音を吐いたとて「私は月の石を見るために8時間も並んだのよ!やっぱりうちの子は根性がないわ!」ということで、次の日に蟹工船に強制送還する母親と蟹工船に強制送還される子供の姿があったという、なんて想像ができてしまうのです。

今回の万博はなんやかんやと言われておりますが、1970年の大阪万博も大概ひどかったのです。何を見るにしても並ぶし、月の石なんてただの石だし、アメリカ館やソ連館には本物の宇宙船が展示されてはいるものの、別に宇宙に行けるわけでもなし、人間洗濯機は今の人間洗濯機と違って本当にお湯がわーっと出てぎゃーっと洗うだけで快適さなんてのは何ひとつ考えられちゃいないし、太陽の塔は芸術は爆発だ!だし、メタンガスで爆発だ!の今の万博と同じなのです。

私はつくば博に行ったことがありまして、その時は父親と一緒に行った記憶があるのですが、うちの父親はとにかく並ぶのが嫌いというか、合理的な人というか、映画も途中から見て、ぐるっと一周して話がつながったら帰るような人ですから、人気のない海外パビリオンを片っ端から見て回って満足していました。だからでしょうか、父親と行った記憶はあれども、何を見たのか記憶がないという困ったことになっているのです。頑張りましょう。合掌。