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やぶさかである

「やぶさかではない」という言い回しがあります。みなさんもよく日常会話で使われていることと思いますが、例えば「やぶさめをしましょう」「やぶさかではない」、「やぶサッカーをしましょう」「やぶさかではないが蚊にかまれないか?」、みたいな会話は街中の至るところで耳にすることがあります。

とはいえ、そもそも「やぶさかではない」とはどういう意味でしょうか。簡単に言うと「まぁ、べつにええけどな」ぐらいの感じで、この言い回しを使い始めたのは藪坂太郎というセントジョーンズチャーチ大学の名誉教授でもある哲学者です。薮坂太郎は1999年に大阪で生まれた女やさかい、東京へはようついていかん。踊り疲れたジャスコの帰り、電信柱にしがみついて「今から蝉のモノマネをします!」と大声で叫んで電信柱にのぼり、ツクツクホーシ!ツクツクホーシ!と真夜中の蒲生四丁目で絶叫して周辺住民から「お前は何をやっとんじゃ!」と怒られるわ、警察をよばれて翌朝まで留置所にブチこまれるわで大変な騒ぎを起こし、翌日の記者会見で号泣しながら「やっと議員になったんです!」と言いましたが、これが世に言う応仁の乱です。覚えておきましょう。

それはともかく、「やぶさかではない」というのはツクツクボウシが鳴き出した時に、同僚が「やぶさかやんけ!」と古傷をえぐると「薮坂ではない!」と逆ギレしたという逸話から、「やぶさかではない」という慣用句へと進化したと広辞苑の第九百九十九版に記載されているのです。広辞苑をお持ちの方は確かめてみるとよろしい。

薮坂太郎は晩年をツクツクホーシのモノマネで汚したことを悔やんで出家したものの、自分はキリスト教徒だということをすっかり忘れていたため、これまた晩節を汚したそうです。しかし、晩節を汚す×晩節を汚す、つまりマイナスかけるマイナスはプラスで、後年は評価された偉人の一人ですが、彼の「なんとなくクリステル」は小泉純一郎と結婚した妄想が書かれている名作として知られています。合掌。