朝にコンビニで野菜ジュースやプロテイン飲料、そしてお水を買うのが日課になっています。朝ごはん、野菜が少なかったときは野菜ジュース、たんぱく質が足りなかったときはプロテイン飲料と不足しているものを補うようにして、あすけんで高得点を狙うためにズルをしているのです。

そして、私がレジをしてもらっている時にドアが開き、入ってきた老人二人のうち一人がはちゃめちゃに大きな声で「さけびんあるか!?」と言っているのです。なんやねん、さけびんってと思ったのですが、店員さんも理解が追いついていなかったようで、私に渡すべきレシートを引っ込めながら「さ……さけびん?」とおどおどする始末。
とりあえず、店員さんは一命は取り留めたというか、正気に戻られたようでレシートを渡してもらいました。そして、可哀想におじいさん二人の相手です。「さけびん……」困った店員さん、おじいさんの一人が「酒が入ったカップみたいなやつや!」とおっしゃいます。「ワンカップ大関みたいな?」「そうや。それのぬくいのが欲しいんや」まぁ、ちょっと寒かったですし、熱燗のお酒が飲みたいというのはわからなくもない。
とはいえ、ここはコンビニであって居酒屋でもなければ立ち飲み屋でもありません。「申し訳ありません、温かいお酒は置いてないのですが……」
「なんや!ないんやて、さかいちゃん!」おそらくもう一人のご老人のお名前が酒井なのでしょう。さかいちゃんはなんじゃそりゃみたいな顔をして「この栄養ドリンクの棚に瓶の酒を置いたらええねん!」とコンビニ店員さんに提案を行いました。もうむちゃくちゃです。店員さんもどぎまぎしているし、私の前におじいさん二人が立ち塞がるように立っているので、どうにかこうにか横をすり抜けて店を出ました。さかいちゃん、店員さんに提案するのはいいけれど、栄養ドリンクのコーナーは栄養ドリンクが売れるから栄養ドリンクのコーナーなのであって、さかいちゃんが思いつきで提案してもあかんよ、と思いました。合掌。