ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

若者よ、若いうちに不条理映画を観ておきなされ

不条理映画というのが何なのかはっきりしないのですが、主人公が病気で死ぬことになったので家族に会いに行ったら一悶着起きたとか、頑張って生きようとしているのに徹底的にこれでもかこれでもかと悪いことばっかり起きるとか、ただただだるーい映像とながーいセリフ、しかもフランス語で字幕で字幕を追うのもしんどくなるのとか、あまりにも退屈すぎて気がついたら寝ていたのに、ちっとも話が進んでいなかったとか、とりあえず死ぬとか、脈絡もなく死ぬとか、突然死ぬとか、わざわざ死ぬとか、いわばカンヌ映画祭に出品されるような映画。ここまで一息で読んでくださりありがとうございます。

絶対、監督が自己満足のためだけに作った(あえて申し上げませんが、そういう行為を言い表す言葉がきちんとございます)映画みたいなの、小難しくて、観たあとは決してスカッとしない感じ、不条理映画によくある感じです。

そういう映画を好き好んで観ていたのですよ、若い頃は。イランの新進気鋭の映画監督が初めて映像化したどうのこうのみたいなのが大好きでしたね。わけわからんのに。イランと日本じゃ文化が違いすぎて、なんでそんなことになるの?みたいなのがてんこ盛りで、事前学習しておかないとわけがわからないみたいなの。もしくは、なんとか監督が長年温め続けていた企画をついに今回映画化みたいなの。長年温め続けていて、熟成しすぎて、もはやどろんどろんになっているようなの。

どれもこれもイメージで語っていますので、特定の映画を指しているわけではありません。あくまでもイメージです。

ミニシアターとよばれているような映画館で、じんわりとそういう映画を観ては楽しんでいました。ただ、それができるのは悲しいかな、若いうちだけではないかという結論に至ったのです。私は年齢不詳ではありますが、小学校低学年ではないということはご想像頂けていると思うのですが、若いうちというのは20代前半を指します。20代後半から30代前半にかけても熱量が高ければ大丈夫だと思うのですが、なんとなくそういう不条理映画を観るエネルギーがだんだん減ってくるのです。

生きていることそのものが不条理だとわかってくるので、わざわざ他人の不条理を観る気力がなくなるのです。こうなってくると、わかりやすい楽しい映画を欲するようになるのです。

www.precure-dreamstars.com

不条理映画を観るのがつらくなった方には、プリキュアの映画がよろしいと思います。合掌。