今週のお題「もしも魔法が使えたら」
「アンドレ問題」をご存知でしょうか。実に深刻な問題です。ヅカファンにとって「アンドレ」とは、ベルサイユのばらの登場人物で、陰ながらオスカルを支えるめっちょこかっちょいい人です。一方、プロレスファンにとって「アンドレ」とは、言わずもがなアンドレ・ザ・ジャイアントのことです。身長223cmある巨人で、車で800km移動する間に缶ビールを118本飲み、到着後更に5ガロンのワインを飲み干したという酒豪エピソードには事欠かない素敵レスラーです。指が太すぎて電話がかけられなかったという話も聞いたことがあります。前田日明とのガチンコ試合でリングの上で大の字になって試合放棄をしたとか、とにもかくにもアンドレ・ザ・ジャイアントについて語り出したらとまりません。
話はそれますが、私のフェイバリットレスラーであったミスター・ポーゴが亡くなりました。実に残念なことです。一度、お会いしたかった。極悪大王とよばれ、火を吹き、鎖鎌を振り回す悪役レスラーだったのですが、実はめっちょいい人だっという一面もあり、万障繰り合わせて一度お会いしたかったです。そして、実際に戦っているところを見たかったです。ほんと、死ぬなんて100万光年早いですよ、ポーゴさん。
さて、話を戻しますが、ヅカファンにとっての「アンドレ」と、プロレスファンにとっての「アンドレ」は、どちらも愛すべきキャラクターであるのですが、残念ながら全く水と油です。
「アンドレ、かっこいいよね〜!」
「むちゃくちゃお酒飲んでたらしいね!」
「最後、銃で撃たれてオスカルを探しながら倒れるところとかもう!」
「え?酒の飲み過ぎで急性心不全で亡くなったんじゃなかったっけ……」
ヅカファンとプロレスファンがアンドレをテーマに話し合いをしたら、こんな感じで全くもってかみ合いません。
もしも魔法が使えたら、私はそんなヅカファンとプロレスファンの架け橋として、アンドレ問題を解決するような魔法を使いたいと思います。ヅカファンもプロレスファンもニコニコして楽しくお話ができるように、アンドレを魔法で……
よくわからんけど、殺されるかもしれませんね。合掌。