ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

わたしを話さないで

またノーベル文学賞を取り逃がした!

こんな書き方をすると、本宮春樹*1っぽい小説家のファンの人にぶん殴られそうなのですが、別にそういうわけではないのです。

私が!私が、ノーベル文学賞を取り逃がしたことを悔やんでいるのです。

悔いる点がただひとつあるとすれば、ブログの記事ばっかり書いて、小説を書かなかったからでしょうか。とはいえ、小説を書いたことがないという些細なことでノーベル文学賞を私に受賞させないノーベル財団にはバシっと抗議をせねばなりません。Radiotalkで「じゃじゃまる!ぴっころ!ぽろり!」と叫んでいる場合ではなかったのです。

とはいえ、ノーベル文学賞は生きてさえいれば、まだまだ受賞のチャンスはあるので、じっくり待つことに致します。本音を言うと、賞はいらないので賞金だけいただければ十分なのですが、せっかくなので賞も頂きたい。

今年は、カズオ・イシグロがノーベル文学賞に選ばれました。

あの『わたしを離さないで』の作者だ!とピンと来ました。

臓器を提供するために育てられた子どもたちがその運命の呪縛の中で懸命に生きようとする姿を描いた小説なのですが、この設定が、こじらせた中学生っぽいというか、もんにょりの中のもんにょりって感じで、とにかくもんにょりなのです。どれくらいもんにょりかと言うと、アルミホイルを口の中に入れて噛むぐらいにもんにょりで、よくこんな設定を思いついたというか、思いついたところでどうして小説にしちゃったんだというか、それを綾瀬はるか主演でドラマ化しようなんて、信じられないアンビリーバブルな感じなのです、私の中では。『哭きの竜』をアニメ化しようとするぐらいに無茶なことだと思っていたのですが、結局のところ『哭きの竜』はアニメ化して大正解でした。

そういえば、綾瀬はるか主演で広末涼子が共演の「奥様は、取り扱い注意」というドラマが始まりました。もう、私のために作っていただいたとしか思えないキャスティングで、本当に生きていてよかったと思いました。広末涼子のマダム妻っぷりがもう、崇め奉らなければならない神々しさでした。ありがとうございました。

とりあえず、おくちチャック。合掌。

*1:『哭きの竜』に出てきた東海の暴れん坊。関西共和会会長・海東武の命を狙うも返り討ちにあい死亡。彼が「ひとつ侠(おとこ)は主(おや)のため死を恐れることなかれ!!」と叫ぶシーンはアニメで何回繰り返して見たかわからないぐらいに見まくりました!