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居抜き物件にわくわくする

居抜き物件をご存知でしょうか。

居抜き物件とは、前のお店が使っていた内装や設備・什器等が残っている物件です。ラーメン屋さんがつぶれて、新しいラーメン屋さんを作る時とかには、設備投資を大幅に減らすことができるので、ちょいちょい見かけるものです。

こないだ見つけた居抜き物件は、きのこ料理のお店がうどん屋さんになった、なかなかにおちゃめさんな居抜き物件でした。うどん屋さんならこんなおしゃんてぃな内装にはしないよね〜って感じのハイカラなタイル貼りの壁、鏡ばりの扉、その他もろもろ、なんとも異次元なうどん屋さんなのです。

こういう居抜き物件が大好きなのです。なんでこんなわけのわからないお店になってるんだろうと思うと、ニヨニヨが止まらないのです。新しいお店に入ると、ついつい「ここは居抜き物件かな?」という視点で見てしまうのです。

前のお店が遺してくれたものを有効に活用するわけですから、素晴らしいエコロジーだと思うのです。

そして、私がお気に入りなのは「広義の居抜き物件」です。内装は新しくしているものの、外観が前の店のまんま、もしくは前の店の趣きを残している物件、これがじんわりとステキだったりします。

うちの近くにあったサークルKサンクスは介護施設になりました。コンビニ激戦区であるうちの近くにおいて、立地条件が微妙であったがゆえに早々になくなってしまったサークルKサンクスではあるものの、介護施設として使うには十分な広さと立地だったようです。見た目はコンビニなんですけどね、間違えて入っても焼き鳥は売っていません。こういうのが広義の居抜き物件なのです。

うちの近くのスシローも、スポーツ用品店っぽい風体で、調べたいのはやまやまなのですが、調べたところでなんの得にもならないどころか、私の時給を考えたら決して生産的ではないだろうなと思ってしまい、調べるには至っていません。

図書館に行って昭和の時代の地図を丹念に調べたら、うちの近くのスシローがもともとは何だったのかがわかると思います。でも、そんなことをしてもスシローがスポーツ用品店に戻るわけでもなく、赤えびをサービスしてくれるわけでもありません。あくまでも自己満足なのです。というわけで、スシローの本来の姿は何か?謎は謎のままでおいておくのも悪いことではありません。

将来において、うちの近くのスシローはもともと何だったのかを調べようとする猛者が現れるかもしれません。猛者に期待しましょう。合掌。