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一姫二太郎三なすび

一姫二太郎三なすびという言葉をご存知でしょうか。

子どもは女が一人と、男が二人、なすびが三人が良い……ということではありません。私もうっかり間違えていたのですが、なんと、天下の文化庁がやんわりと間違いを正してくれています。

文化庁 | 文化庁月報 | 連載 「言葉のQ&A」

問 「一姫二太郎」とは,本来どのような意味なのでしょうか。

答 一人目の子供は女,二人目の子供は男であるのが理想的だ,という意味です。

本来、太郎というのは長男を指す言葉ですので、二太郎の太郎を長男として理解できれば、二太郎が「二番目が長男」という意味になるのです。最初の子どもは女の子のほうが育てやすいということのようです。

とはいえ、正しい意味で理解している人は約6割しかおらず、約3割の人は私と同じ間違いをしているのです。子どもが6人いて、女の子が1人、男の子が2人、そしてなすびが3人の家族連れを見て「一姫二太郎三なすびだ!すごい!」と言ったとしても、恥ずかしがることはないのかもしれません。約3割の人が間違えているわけですし。

とりあえず、なすびの取り扱いが難しいんですけどね。

人間が産むことができるのは、あくまでも人間だけという常識を覆さないことには、なすびを産むことはできません。「あたしおかあさんだから」という歌がいろいろと話題になっていましたが、おかあさんだからといって、やすやすとなすびを産むことはできないのです。姫か太郎か、どちらか2つに1つ、大か小か、ノン!ストップ!ゲーム!

わけがわかりませんね。

昔の人がどうして「一姫二太郎三なすび」などという無茶なことをことわざにしたのでしょうか。このミステリーを解くのは、ぐわぐわ団ではありません。今、この文章を読んでいるあなたです。あなたがこのミステリーに挑み、解決することを祈念致します。もちろん、すぐに謎が解けなくても構いません。「色々なことを急ぎ過ぎていた」「未熟さゆえであると反省するばかり」などと反省する必要もありません。ぐわぐわ団はみなさんの味方です。ご安心ください。合掌。