ブラック企業に対する風当たりがどんどん強くなってきて、ブラック企業というだけで盛大にバッシングされるようになりました。
従業員が自殺してしまうようなブラック企業なんてのは論外ですし、強制的に残業をさせたうえに残業代を払わないブラック企業なんてのもどうかしています。パワハラやセクハラによって働く人たちが病んでしまうようなブラック企業もバッシングされて当然といえば当然です。
とはいえ、ブラック企業というだけでなんでもかんでもバッシングすればいいというものではありません。ブラック企業の中にも、お給料が高くて、福利厚生がしっかりしていて、残業がなくて、みんなが気持ちよく働いている会社があるはずです。パワハラもセクハラもなく、社長から従業員に至るまで意識が高く、お互いを敬いながら働いて、利益をしっかりと出している会社もあるはずなのです。
ブラック企業だからといって、ぼかすかバッシングしてもいいというわけではないと思うのです。特に、今はSNSによって、何のフィルターもかかっていない情報が広く拡散することがあります。本当なのか、誇張されているのか、それともウソなのか、それすらわからないまま、一方的にブラック企業だからというだけで吊るし上げをするのも、決してよいこととは思えません。
死刑じゃなくて私刑。しかも、確固たる証拠もなく私刑が横行してしまうような世の中にしてしまっては息苦しくなるだけです。SNSが発達している今だからこそ、自分の言葉に責任を持つべきですし、感情的にならないようにすべきです。
先ほども申し上げましたが、ブラック企業だからダメ!というのは傲慢な考え方です。ブラック企業でも、素晴らしい会社があるはずです。従業員にとって最高に素敵な会社もあるはずですし、世の中の役に立っているブラック企業もあるはずです。
……ブラック企業の定義をはっきりさせないまま、知ったかぶって適当に書いたらこんなことになります。ぐわぐわ団に対して、私刑を執行しないで頂ければ幸いです。合掌。