ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

化学調味料は是か非か

やたらと悪者扱いされる化学調味料ですが、私は大好きです。

代表的なものが「味の素」ですが、味の素のサイトに行くと味の素は化学調味料ではなく、うま味調味料なんだとか。呼び方は別にどうでもよいです。

『美味しんぼ』という漫画のせいで、日本人はやたらと化学調味料に拒否反応を示すようになったと言われています。本当かどうかは知りません。私が勝手に言っているだけです。『美味しんぼ症候群』と言って、やたらと天然のものにこだわる、化学調味料を嫌悪する、栗田さんは初期の頃がかわいい、特に1巻〜3巻までの栗田さんはべらぼうにかわいいといったいろいろな症状があるわけですが、山岡さんが野に放たれた狼のように、何に対しても噛みつきまくる初期の『美味しんぼ』はおもしろいです。

このように、私は『美味しんぼ』が何だかんだ言って好きなのですが、それ以上に化学調味料が好きです。水と油みたいなことを言っていますが、事実なんだから仕方がありません。

フライパンをカンカンに熱して、多いめの油をひいて、溶き卵にカニカマと味の素をたっぷり入れたものを焼いてスクランブルエッグみたいなものを作ってみてください。べらぼうに美味しいです。

「化学調味料を使った料理を食べていたら、微妙な味が楽しめなくなる!」と思い込んでしまうのも『美味しんぼ症候群』の中の重度の症状なのですが、味の素のサイトでズバッと否定しています。

Q:「うま味調味料」を使った料理を食べ続けると味覚がおかしくなるって本当?
A:そのようなことはありません。口の中には食べ物の味を受け取る「味細胞」がたくさん存在していて、約10日間かけて新しいものと入れ替わります。つまり衰えるということはないのです。

「うま味調味料」を使った料理を食べると「味細胞」がおかしくなるかどうかはともかくとして、「味細胞」は約10日で入れ替わるから大丈夫ですよ、という話です。なかなかに豪快な論法で読んでニヨニヨしてしまいます。大昔に流行った「大戦略」というシミュレーションゲームで、とにかく安くて弱い人民兵という部隊を大量生産して、部隊が全滅しようとも代わりはいくらでも作れるから問題なし!突き進め!みたいなむちゃくちゃなことをしていたのですが、発想は似たようなものかもしれません。 

「出汁はきちんと取らないとダメよ!」という昔気質の人は今もたくさんいますが、味の素でも、ほんだしでも、ハイミーでも、創味シャンタンでも、美味しければなんでもええやんというのが偽らざる本音です。こんぶから取った出汁にはグルタミン酸が入っていますが、味の素もグルタミン酸です。科学的には同じなのです。

というわけで、ぐわぐわ団としては化学調味料は是です。美味しくするためにガンガン使いましょう。合掌。