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ガス給湯器がぶっ壊れたから新しいのにしてもらいました

ガス給湯器がぶっ壊れました。賃貸住宅なので管理会社に連絡して新しいのに取り替えてもらいました。取り替えに来てくれた職人さんの一言、「エラいコトになってますねぇ……」。前のガス給湯器は不完全燃焼を起こしていたらしく、よくみるとススのせいで壁の一部が真っ黒に。火事でも起きたかと思わせるような状況。確かに最後に使った時は変な匂いがしていました。爆発しなくてよかった。

ぶっ壊れたガス給湯器はめちょんこ旧式だったので、とにかくお湯の温度調整が大変だったのです。今日は寒いし、雨も降っているから、お湯とお水の割合を少しずつ変えて……といった感じで、季節を肌で感じながら日本酒を作る杜氏さんのような気持ちでお湯の温度を調整していました。

「お風呂を入れる」という言い回しはしっくりこないのです。「お風呂を作る」という言い方がしっくりきます。しかも、いいお湯になるのはまれで、微妙に熱いとか、思っていたよりもぬるいとかで、満足のいくお風呂になかなかならないのです。タイマーをセットし忘れて、オセロニアに夢中になっていたら、お湯があふれてまあ大変みたいなこともしょっちゅうで、しだいに家のお風呂はめんどくさいものになっていったのです。

さて、いくら新しくなったとはいえ、ガス給湯器なんてのはガスでお湯を沸かすだけのもので、いくら最新式であったとしても、できることは一緒だろうと思っていました。職人さんがガス給湯器を取り付けてくれて、何を聞いても「説明書に書いてありますから」としか言わずにお帰りになり、新しくなったガス給湯器の操作パネルをじーっと見ていると「湯はり」というボタンがあります。「湯温」というボタンもあります。

説明書を読んでみると、どうも勝手にお風呂を入れてくれるようなことが書いてあるのです。そんな便利な機能が付いているのか……これは、たぶん自分でガス給湯器を買っていろいろとオプションを付けることのできるブルジョアの人たちのための説明書で、自分には関係ないんだろうなと思っていたものの、とりあえず「湯はり」ボタンを押すと、操作パネルが何か喋り出すので「おお!」と感動。言われたとおりに蛇口をひねって、戻ってきてボタンを押したらお湯が出て、設定した湯量になったら勝手に水が止まります。そして、お風呂はちょうどいい湯加減。今までの苦労はなんだったのかと思うぐらいに時代は進化していたのです。

そんなん当たり前やんと思われた方もいらっしゃるかと思いますが、今まで昭和に生きてきたのです。ようやく平成の最新技術を享受できる喜びを書いておきたかったのです。そして、もうすぐ平成も終わります。合掌。