ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

『漫画家しながらツアーナースしています。』を読みました

こんな本を買いました。

ツアーナースというのは、修学旅行などに一緒に来てくれる看護師さんのことです。私が修学旅行に行ったときにはそんな人いたっけ?と思いつつ、実際には一緒に来てくれていたのかもしれません。旧制中学校だったので、そのへんは曖昧です。

この本ですが、こちらのサイトからある程度まとめて読むことができます。

yomitai.jp

第26回は、フランス語しか話せない女の子が体調不良になってしまい、どうコミュニケーションをとればいいの?というお話。これからの国際化社会において、言葉の壁をどう乗り越えるかを考えるうえで、よいきっかけになると思います。

第28回はストーマ(人工肛門)を着けた小学生の女の子とのお話。私自身、ストーマのことをよく知らなかったのですが、ストーマというものがある、健康に見えても車イス用トイレや多目的トイレを使うひとがいる、くらいに思ってくれればと書かれています。つまり、知っておくことが大切。

今回、私が手にした本に描きおろしの話があって、特に「②みんなちがってみんないい」という話がものすごく素敵なのです。その最後のコマの言葉を引用させて頂きます。

全部の病気や障害を理解したり
あの人は何を抱えているんだろうと詮索する必要はないよ!
でも…
「みんなちがってみんないい」でいいんじゃない?

「みんなちがってみんないい」とほぼ同じ意味ですが、ぐわぐわ団では常々「みんなちがってみんなかわいい」という考え方、価値観を推しまくっています。この価値観を広く共有できれば、世の中はもっと生きやすくなるんじゃないかなと考えています。

「みんなちがってみんなかわいい」という言葉の裏には、相手に対する理解や敬意、尊重といったことが隠れています。「みんなちがう」ことを理解したうえで、「みんなかわいい」というプラスの感情を持つこと。「みんなちがってみんなかわいい」が広まれば、人と人とのつながりがギシギシしたものから、ゆるく素敵な関係に変わっていくような気がするのです。

今回、紹介した『漫画家しながらツアーナースしています。』は「みんなちがってみんなかわいい」を広めていくうえで、とてもよい本だと思いました。機会があれば、ぜひ手にとってみてください。今回はよい本すぎるので、純粋に本の紹介になってしまいました。合掌。

▼とりあえず、こちらのサイトで何話か読んでもらえたら▼

yomitai.jp