「京都の大文字焼き」などと言うと、京都人から「死ねおます」と怒られるので言いませんが、アレは正式には「五山の送り火」と言います。しかし、私にとっては、アレは誰が何といおうと「京都の大文字焼き」なのです。京都人全員を敵に回すようですが、ここは一歩も引きません。背水の陣です。
たかだかぐわぐわ団の与太話の記事で何が背水の陣だと思われるかもしれませんが、実はあんまり京都によい思い出がありません。本日もそんな京都のお話。
高校生の頃だったと思うのですが、確かTUBEが何かしらの歌を歌っていたので夏だったと思います。たぶん夏休み。神童とよばれていた頃もあったのですが、それとて時が経てば普通の人になるのはよくあること。勉強もせずにべよべよと過ごしていたら、なぜか親から「予備校の夏期講習にでも行ってらっしゃい!」と言われまして、「そんなら一度行ってみるべ」ということで、京都の河合塾に行くことになりました。なぜ、大阪の代ゼミや駿台ではなく京都の河合塾だったのかはわかりませんが、とにかく京都の河合塾に行くことになったのです。最近、年のせいか記憶があいまいで、特に若かりし頃のことなどさっぱり覚えていないのです。もしかしたら、京都の河合塾ではなく、江坂の代ゼミだったかもしれませんが、まぁそんなのはいまさらどうでもよいことです。京都だろうが、大阪だろうが、どっちゃでもよろしい。
河合塾に入ると、目の色を変えた高校生がギンギンになって勉強しています。広末涼子の初主演映画『20世紀ノスタルジア』を上映していたテアトル梅田よりもすごい雰囲気で、これはちょっととんでもないところに来たのかもしれないと思い始めました。
だいたい、私は人に勉強をしているところを見られるのが嫌なのです。勉強しているアピールが苦手というか、人目につかないところで努力して「あの人、何もしてないように見えるのに、実はすごいのね!」と思わせたいのです。ただ、実際には人目につかないところで努力せずにゲームばっかりしていたのですが、それはそれとして、河合塾は怖いところだったのです。つづかない。合掌。