ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

「辛い」と書いて「つらい」と読むか「からい」と読むか判断するのは意外と難しい

どっかの小学校の先生のいじめ問題、ひどいですよね。

何がひどいって「いじめている動画」を事あるごとに見せられること。プライバシーを考慮してかわかりませんが、甲高く加工された声で「辛いカレーイヤ!」と泣き叫ぶ先生と、それを見て笑う周りの先生。いじめがあった証拠として重要な動画かもしれませんが、何度も何度も流す必要はありませんし、はっきり言うと公共の電波で流す必要なんてありません。

ダチョウ倶楽部の熱々のおでんを食べさせられるリアクション芸がありますが、あれは本当はちっとも熱くないけれど、見ている人はそれをわかったうえで、演者と観客の信頼関係が成り立っているからこそ芸として成立しています。

しかしながら「いじめている動画」は本当に辛いカレーだし、見る側はダチョウ倶楽部のおでんのような信頼関係なんかなくて、ただただ、いじめられている様子を見せられているだけで、精神的に辛いのです。カレーだけに「からい」と読みそうになりますが、ここは「つらい」と読んでください。漢字の読み方は実に難しい。

ダチョウ倶楽部の熱々おでん芸は素人が真似してできるものではありません。素人に辛いカレーを食べさせて、泣き叫ぶ様子を見て楽しむなんてのは笑いではありません。誰かひとりでも辛い思い(これはどちらかというと「つらい」と読んでほしいのですが「からい」と読んでも間違いではないような気がします)をするようなものは笑いにはなりません。学校の先生なら、わかっておいてもらいたいことです。

今回のニュースで、「いじめ」が子どもだけの問題ではなくて、大人にもある問題だということがはっきりしました。解決方法はあるんですよ。「みんなちがって、みんなかわいい」をみんながしっかりと理解すること。これだけです。みんなちがうという事実をしっかりと理解したうえで、お互いを尊重し合うだけです。これだけで「いじめ」はなくなります。「みんなおなじ」じゃないし、「みんなおなじ」だと教えられると、「ちがう」ところが「いじめ」の原因になってしまいます。

ちなみに、いじめのあった小学校、給食でカレーを出さないようにするそうですが、勝新太郎が覚醒剤をパンツの中に隠したことに対して「もうパンツを履かない」と宣言したようなあんぽんたんさがあって、そうじゃないんだけどな〜という思いでいっぱいです。合掌。