真夏の東京の炎天下でスポーツをすること自体が間違っているのです。
どうしても東京でマラソンがしたいのであれば、日本武道館を使えばよいと思います。真ん中に土俵がありますから、土俵を使いましょう。
みなさん、土俵の大きさをご存知でしょうか。土俵は直径15尺、だいたい4.55メートルです。そして、円周の計算方法は「直径×円周率」ですので、土俵の演習は14.287メートルになります。ちなみに、円の面積の計算方法は「半径×半径×円周率」です。今回は面積はちっとも関係がありませんのであしからず。
さて、マラソンというのは42.195キロを走ります。キロだとわかりにくいので、メートルにしましょう。1,000をかけるだけですので簡単、42,195メートルです。
……だんだんわかってきたと思いますが、へこたれずにいきましょう。
42,195÷14.287=2953.384……となるのです。つまり、土俵の周りを2954周したらマラソンになるのです。2954周というとものすごい数のように感じますが、高橋名人は1秒間に16回ボタンを叩いて16連打をしていたことを思い出してください。184秒間16連打をすれば2954回ボタンを叩くことになるのです。184秒というのは約3分間です。そう考えると、大した数字ではないように思うのです。
もちろん、土俵の周りを走るだけではマラソン選手は退屈で退屈で死んでしまうかもしれません。そこは日本のおもてなしです。土俵の外をマラソン選手が走り、土俵の中で力士が相撲を取ればよいのです。外国人選手は「ジャパニーズ・スモー・レスラーがものすごく近くにいる!グレイト!」と喜んでくれること間違いなしです。マラソン選手が土俵の周りをぐるぐるぐるぐる走っている内側で、貴景勝がぐいぐい押し相撲で相手を土俵の外に押し出すのですが、マラソン選手に当たらないように、そのあたりはマラソン選手も、力士もお互い譲り合いの精神が必要です。
この案を採用したければ、東京都はぐわぐわ団にアイデア料として予備費を払うように。合掌。