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濃縮

イランとアメリカがきな臭いことになっています。イランはウラン濃縮を無制限に進める方針を表明しました。簡単に言うと、濃縮すればするほど、小さな核兵器を作ることができるので、ウラン濃縮を無制限に進めるというのは「すげぇ核兵器を作るから覚悟しとけ」という意思表示でもあるのです。まぁ、怖い。

とはいえ、核兵器なんて作れたとしても使ったらおしまいです。しかも、核兵器というのは、イメージで申し訳ないんですが、どよーんとした感じがします。めちゃくちゃ簡単に言うと、おもしろくないし、楽しくない。核兵器におもしろいも楽しいもあるか!というお叱りの言葉が飛んできそうですが、事実そうなんだから仕方がない。

それより、ウランを濃縮させる技術があるのなら、イランは原油ががっぽがっぽ出てくるところなんだし、原油を濃縮する技術を極めてもらったほうがよいのではないかと思うのです。

何のこっちゃ?と思われた方、とりあえず、近くのスーパーで安く売っている果汁100%のオレンジジュースを買ってきましょう。濃縮還元と書いてます。これは、海外でオレンジを収穫し、絞って、ジュースにして、水分を蒸発させて果汁をぎゅっと濃縮してから運んで日本に持ってきて、水やら香料やらをたして、100%に戻すのです。濃縮して戻すから濃縮還元。輸送コストとかを考えると、こっちのほうが安いそうです。

話を戻して原油。日本は原油が出ないから、中東などから買ってきて、タンカーで運んで、日本まで持ってこないといけません。原油を濃縮できたら、そして還元できたら、輸送コストが大幅に削減され、ガソリン代などが安くなるかもしれません。アメリカは自国でシェールガスを掘り当てたもんだから、別にええやんと思うかもしれませんが、原油の濃縮還元技術なんてものが生まれたら、そりゃあもうありがたい話です。

そんな技術を手に入れるほうが、アメリカに対してよっぽど優位に立てます。ドンパチやってる場合じゃないのです。もっと便利で、もっと暮らしやすく、明るく、楽しい世界を作らねばならぬのじゃ。イランなんていらん!と言われる前に、イランだけどいる!って言われるようになるのじゃ。合掌。