ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

ぎうぎう

満員の電車やバスに乗るのは大変ツラいものがあります。

しかし、もっとツラいのが満員の飛行機です。

私はちょいちょいフランスに行くのですが、直行便で12時間以上かかります。満員だとめっちょこツラいです。立ちっぱなしで足が棒のようになるし、つり革を持っている手も痺れてくるし、何よりぎうぎうで動くこともままなりません。お盆の頃だと混雑率が200%を超えてしまい、飛行機がゆれるたびに体が斜めになって身動きが取れず、手も動かせない。ひどいもんです。

機内食も、もちろん立ち食いです。キャビンアテンダントさんが餅まきのように機内食をバラまき、乗客が我も我もと機内食に群がる地獄絵図。「おかわりをくれ!」などと言おうもんなら「そんなもんあるか!」とけちょんけちょん。キャビンアテンダントさんもぎうぎうの中での仕事ですから、そりゃあもう殺気立ちます。

キャビンアテンダントさんがいる飛行機はまだマシかもしれません。ローカル路線ともなるとワンマンですから、キャビンアテンダントさんはいませんし、到着するのも無人空港でパイロットの方に直接運賃を払うとか、なんかいろいろ大変なのです。運転が荒いパイロットにあたると、これまた大変です。

どうにもこうにもツラくなって、トイレの個室に逃げ込む人もいますが、ずーっと個室を占拠するのはルール違反です。5分経っても出てこないと、次に並んでいる人が怒り狂って、上から水をぶちまけるので、個室でゆっくりなんてのもできません。

お金を出せばファーストクラスに乗ることもできますが、あれも何度も乗ると飽きてくるのです。ですから、たまにぎうぎうの飛行機に乗りたくなるのです。マゾヒストか何かでしょうか。よくわかりませんが、そういう時もある、ということです。

家でゆっくりとおふとんにくるまっているのが一番よいということではないでしょうか。毎日、毎日、満員飛行機に揺られてフランスに行くのも結構ですが、身体を大切にしなければいけません。合掌。