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民主主義の限界

そろそろ民主主義の限界なのです。

突然、何を言い出すのかと思われるかもしれませんが、限界なんだから仕方がありません。民主主義とは「みんなのことは、みんなが話し合って決めること。」です。単に多数決で決めるのが民主主義ではありません。「話し合って」というのが重要です。

みんなで話し合って、みんなが納得できる道を選ぶことが民主主義なのです。

とはいえ、どんな人であっても未来というのはわからないので、みんなが納得できる道を指し示すなんてことができないのです。「こうすれば一番いいですよ」と誰かが言っても、別の誰かが「その方法はダメだ!」と言い出します。

例えば、例のウイルスのせいで、いろいろと大変なことになっています。今すべきことは全力で感染防止に取り組みつつ、みんなの生活を守ることです。そのために、現金給付は良い方法ですし、消費税を0%にするのも良い方法です。イベントを中止すれば国が損失を補償するとか、マスクを国で管理して公平に配るなんてのも良い方法だと思います。

いろいろ、こうすればいいなと思うことはあるのですが、私が「絶対これがベストだ!」と思っていても、みんなを説得するのは難しいし、納得してもらうのはもっと難しいし、じゃあせめて消費税を減税しようと言っても、そうすれば社会保障の財源が減るとかいろいろ言われて話が進みません。社会保障も何も、みんなの生活がぐちゃぐちゃになってエラいことになってからでは遅いから、今のうちにできることをしたほうがいいと思うのですが、とにかく、いろんな人がいて、いろんな考え方の人がいて、それはそれで正しいことなのですが、いろんな意見がありすぎて、みんなが納得できる道が選べないのです。

民主主義の限界です。

横綱2人に負けているし、目安となる3場所で33勝に1勝届いていない朝乃山ですが、相撲内容が高く評価されて大関昇進が決まりました。私は納得していません。無理に横綱に昇進させて、その後べよべよになった稀勢の里の存在を忘れたのでしょうか。相撲内容を評価みたいな曖昧なことをすると、後々どこかで無理が生じるのです。私が納得していない以上、民主主義ではありません。これこそ、民主主義の限界なのです。ご理解頂けましたでしょうか。合掌。