ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

O・ヘンリーの小説を買ったら英語だった

AmazonのKindle日替わりセールを見るのが日課です。意外と掘り出し物が多く、ちょいちょい読んでみたいと思うものがあるので、ポチッておいて積んでおきます。

さて、5月8日の日替わりセールの1冊がO・ヘンリーの小説だったのです。値段は99円。ぐわぐわ団を長く読んでいらっしゃる方ならおわかりかと思いますが、O・ヘンリーの話をよく茶化して遊んでいます。

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この本を読んで、もう一歩踏み込んで茶化すことができれば、ますますぐわぐわ団の層の厚さが増すというもの。喜び勇んで「買います!」とボタンを押しました。

表紙の画像に書いてあったんですけどね、珠玉のショート・ストーリー、23編を原文収録!と。そんなの全然気にしてなかったのですけど、よくよく考えたらO・ヘンリーって日本人ではありません。つまり、原文というのは外国語になります。ビルマ語だったらどうしようかと思ったのですが、英語でした。

ビルマ語というのは、視力検査みたいな記号がもりもり出てくる、見た目めちょんことっつきにくい言葉です。とりあえず、O・ヘンリーの母語がビルマ語でなくてよかったと思いました。O・ヘンリーの母語がビルマ語だったら、原文もビルマ語となるので、一からビルマ語を勉強しなくてはなりません。いくらあのインパール作戦に参加した身とはいえ、今からビルマ語を学ぶというのは骨身にこたえます。

というわけで、原文というのは英語だったのです。英語なら昔とった杵柄、中学3年間、高校3年間、浪人生活1年間、大学4年間、豚肉1日7000キロ、 卵1日5万個、 鶏肉3000キロ、 餃子1日100万個。 食は万里を越える!というわけで、読んでみようとしたのです。

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わかるわけがない。THE GIFT OF MAGI って何?どうも説明によれば『賢者の贈り物』らしいのです。あの、嫁さんが髪の毛売っ払って夫の時計の鎖を買い、夫は時計を売っ払って髪飾りを買い、お互いに贈り物をしたところ、「お前、何勝手に髪の毛切っとんじゃ!」「お前こそ誰に許可もろて時計売り払っとんねん!さっさと買い戻せ!」「なんやと?!」というわけで壮大な夫婦喧嘩が始まったという話なのですが、英語で読むのは100年早かったようです。合掌。