ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』を読みました

はてなブックマークで人気エントリーになっているこちらの記事。

note.kishidanami.com

知的障害を持つ弟が、実は字を書くことができたという話から、記事を書いている岸田奈美さんの本の出版の話になり、いろいろあって本のページ番号の数字を弟が書くことになったという、何ともニヨニヨする記事です。そして、電子書籍ではそのページ番号が載っていないというので、久しぶりに紙の本を買ってきました。

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そして読みました。久しぶりの一気読み。がっつり。

この本を書かれた岸田さんの状況って結構ヘビーなんですけど、そんなことをちっとも感じさせない軽妙で楽しい文章なのです。そして、出てくる人が個性的で楽しい。中でも、英語を教えてくれた接骨院の先生がめちゃくちゃなので気になる方はぜひ読んでみてください。

『母に「死んでもいいよ」といった日』なんてタイトルの文章、めちょんこ重たい感じがするじゃないですか。実際に重たい話ではあるのですが、それでも内容はとても前向きだし、ちょっと元気をもらえる内容です。最初で笑かしにくるのは実に卑怯だ。でも、それがいい。

とにもかくにも、読みやすいですし、おもしろかったです。これはもう一度近いうちに読み返してみようと思っています。もっといろいろがっつり感想を書きたいと思うのですが、めちょんこステキな本ですよというのが精一杯。というわけでございます。合掌。