世の中には私の理解をはるかに超えたものがあります。中でもびっくりしたのが「水素マスク」です。
呼気に含まれる水分で水素を発生させる新素材を組み込むことにより、常時水素を取り入れることができるマスクなんだとか。
水素が身体によいとかどうとかはともかく、最初に見た感想は「危険が危ない！」でした。水素マスクを売っている方はヒンデンブルク号爆発事故をご存知ないのでしょうか。水素ガスをぎゅうぎゅうに詰めた飛行船ヒンデンブルク号に火がついてどっかん大爆発したという事故です。水素というのは未来のクリーンエネルギーと言われていますが、簡単に火はつくし、爆発はするしで危険が危ないのです。
そんなものがマスクの中で充満するのですから、ヤバいとしか言えません。たばこでも吸おうもんなら口腔内がどっかん大爆発の口裂け人間の誕生です。たばこを吸わないとしても、歯と歯がカチッとなって静電気でも起きたが最後、やっぱり口腔内どっかん大爆発の口裂け人間の誕生となります。
そんな危険が危ないマスクが堂々とインターネットで売られているのですから、やはりインターネットは危ないのであります。ダークウェブという闇の市場で売られているならともかくとして、みんなが使えるワールドワイドウェブの世界で堂々と売られているのです。水素マスクによる殺人なんてのも十分考えられますし、危険物として取り締まりを強化するべきではないでしょうか。
しかしながら、呼気に含まれる水分で水素を発生させることができるのなら、もうちょっと頑張ればヘリウムを発生させることもできるのではないでしょうか。ヘリウムもずっと吸い続けると危険ですが、とりあえず爆発するような気体ではないこと、そして吸うことで声が高くなるというメリットがあります。マスクをつけておくことで、常に変な声を出すことができますので、ヘリウムマスクの販売を待ちたいと思います。ニーズはあると思いますので頑張ってください。合掌。
