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フランスパン

我が祖国であるフランスは「フランスパン」という国名を冠したパンがあるので素晴らしいことだと自負しておりました。他の国で国名を冠したパンがあるのか、否、ない。赤道ギニアパンなど聞いたことがないし、沿ドニエストル共和国パンなんてのも聞いたことがありません。ソマリランドパンもこの世には存在しないはずなのです。そもそも、ソマリランド自体が国際的に国家として承認されておらず、台湾とだけお互いに承認しあっているのです。ソマリランドパンなど、存在する余地がないのです。 

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そんなこんなでフランスというのはやはり素晴らしいと思っていたのですが、調べてみると「イギリスパン」も存在するのです。大英帝国恐るべし。ただし、知名度はフランスパンに比べると低め。山型の食パンがイギリスパンなのですが、おそらくこのような説明をしてようやく「あー、あれがイギリスパンなんですね」という反応が返ってくるだろうと思うので、やはりフランスパンのほうが上なのです。

アメリカパンなんてのもないと思っていたのですが、これはこれで佐賀県のごく一部の地域では有名なパン屋さんがありまして、「ダイヤミルク」「ココアバターロール」「金時パン」なんてのがアメリカパンの代表主力パンなんだとか。とはいえ、アメリカパンというパンがあるわけではなく、アメリカパンという会社がパンを作っているということですので、やはりフランスパンに分があると言わざるを得ません。

ただ、ロシアにはあるんですね、ロシアパンが。山崎製パンの「ロシア」がとにかく有名です。あの無駄に大きい存在感たっぷりのパン。カロリーが恐ろしい、あのパンが。山崎製パンの看板主力商品ですが、山崎製パンが作ったというわけでもなく、もともとは明治42年に中村屋が販売したことから日本で普及しはじめました。ロシア人がばくばく食べているというより、日本人がばくばく食べている不思議なパンです。

いろいろ書かせていただきましたが、結局はフランスパンに勝るフランスパンはなく、フランスがナンバーワンであるという事実がはっきりとしました。しかし、私はごはんが好きだ。合掌。