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効率化とはどういうことか?

世の中はやたらめったら「効率化」が叫ばれています。右を向いても「コウリツカァー!」と叫んでいるコンサルタントがいるし、左を向いても「こうりつかぁあああ!」と叫んでいる経営者がいるし、前を向いてもジョニー広瀬がいるのです。もはや八方塞がりです。

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効率化を図ることは悪いことではありません。しかし、効率化とは何かを知らない人が突然「効率化だ!」とかなんだと言っても、結局何をしたらよいのかわからずに「作業を書き出して見える化」だの「高いシステムを導入して余計にわけがわからなくなった」なんてことになってしまって途方に暮れるなんてこともよくあることです。

はっきり言いましょう。効率化とは「考える機会を減らす」ことです。

「ディスプレイに表示されるアラビア数字を漢数字になおして書きなさい」と指示されたとしましょう。これを延々と続けるとめちょんこ疲れます。そのうち、「4」を見て「死」と書いてしまうもしれません。これはアラビア数字を漢数字になおすという作業が頭を使うからです。脳内でアラビア数字から漢数字に変換するのは一瞬かもしれませんが、考えていることは事実です。

一方で「ディスプレイに表示されるアラビア数字をそのままアラビア数字で書きなさい」と指示されたらどうでしょう。これは退屈かもしれませんが、そんなに疲れる作業ではないはずです。というのも、目の前の情報をそのまま書くだけで、考えなくてもよいからです。

お仕事なんかをしていると、なんだかんだあーだこーだと判断する機会が多いと思います。経営を揺るがすような大切なことはきちんと考えてもらったらよいと思いますが、毎日の雑務やルーチンワークなんてのはできる限り考えずに終わらせることができるように工夫すれば、それがちりつもで効率化につながるのです。Excelの作業であればVBAを使うとか。

毎日することをリマインダーで登録しておいて、時間になったらお知らせしてくれるようにするだけでもびっくりするぐらいに効率が上がります。考えなくても勝手に次にすることを教えてくれますから。最初だけ登録する手間がいりますが、その後何も考えなくてもいいし、時間を気にしなくてもいいというのは実に快適です。

そして、効率化によって時間に余裕が生まれ、オセロニアをする時間ができるのです。頑張りましょう。合掌。