ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

経験を語る

私は大正時代に生まれ、そこそこ長く生きている6歳児なので、若者に対して生きた経験を語ることもやぶさかではありません。ただ、昭和の時代であれば、仕事の後に高齢者が「ちょっと一杯いこうか!」と若者を居酒屋に引っ張り込んで、たばこを吹かしながら「オレが若い頃はもっと厳しい先輩がいてガンガンに詰められていたものだ。」といったような、猫が聞いてもにゃーと言うしかない、話している人にとっては武勇伝、聞いている人にとってはオナニーを見せつけられているようなもんにょりイベントがそこらじゅうで繰り広げられておりましたが、今は令和の時代であり、例のウイルスのこともあり、「帰りに居酒屋に言って飲み食いするとかもってのほかでござる!」みたいな雰囲気もあるので、このようなもんにょりイベントはぱったり姿を消したような気がするでござる。

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私自身は、聞きたいと懇願されたら、多少の誇張表現とくすぐりを交えつつ、面白おかしく、そしてその若者にとって役に立つであろう経験やノウハウをお教えしたいと思いますし、出し惜しみをするつもりも毛頭ありません。頭髪はあります。しかし、「無理やり聞け!」というのはお門違いですし、私もしんどいし、相手にもメリットはありません。あくまでも対等の関係でもって、聞きたいのであれば答えますぐらいのスタンスを取りたいものだと思っています。

警察のお世話になったことも一度や二度ではありません。そんな経験も語ることができます。救急車に乗ったこともあります。気がついたらおっさんに「突然、君の姿が消えたんだ!」と言われて介抱されて、よくわからないまま救急車に乗せられたことがあります。私は知らないうちにデビッド・カッパーフィールドかジョニー広瀬にでもなっていたのかもしれません。自転車に乗ってて穴に落ちただけなのですが、目撃者がいてよかったです。あのまま穴の中で息を引き取っていたかもしれません。

だから若者よ、自転車に乗っているときはきちんと前を向いて穴に注意して走るがよい。このような体験を語りたいのですが、誰も聞く耳を持たないのです。残念。合掌。