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宇宙祭のお話

4月10日のNHKスペシャル「数学者は宇宙をつなげるか? abc予想証明をめぐる数奇な物語」がめちょんこおもしろかったので今日はそのお話。ちなみに、完全版が4月15日(金) の午後11時からBSプレミアムで放送されるそうなので気になる方はそちらをご覧ください。

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どんな話なのかと言いますと、ABC予想という数学の問題に日本の数学者が宇宙祭で解決しようとしたら「そんなお祭は認めない!」と数学者が喧嘩を始めたという、テキ屋同士のナワバリ争いみたいなお話です。

まず、ABC予想というのがどういうものかと言うと、かなりはしょって簡単に言うと"A+B=C"だよねっていう予想です。細かいことを気にしてはいけません。とにかく、この予想が正しいことを証明すればフェルマーの最終定理なんかも簡単に証明できてしまうという、とんでもないことなのです。こないだ買った洗濯機が予想を超えて大きかったというぐらいにとんでもないことであると言っても過言ではないでしょう。

とはいえ、このABC予想を証明するのがとにかく難しくて、何か一つでも例外を見つけたら予想は正しくないということで一件落着するのですが、何一つ例外がないことを証明するのは「あなた!浮気しているでしょう!」と言われて「浮気なんてしていないよ!」と反論しても「じゃあ浮気をしていない証明を出しなさいよ!」と言われるぐらいに難しい話なのです。悪魔の証明と言ってもよいぐらいです。

しかし、そんな悪魔の証明みたいなことを、お祭りでどうにかしちゃったらいいんじゃね?みたいなノリで日本のすげえ数学者がどうにかしちゃったのです。*1これがまたややこしい話で、数学の理論の根底をひっくり返すようなお祭りだったから大騒ぎになってしまったのです。ぶっちゃけ細けぇこたぁ忘れましたが、わかりやすく書くとこのようなことなのです。

数学に興味のある方はぜひ観ていただければ楽しんでもらえると思います。私は数学ではなく算数でひいひい言っているので、まずは計算ドリルを頑張りたいと思います。合掌。

*1:正しくは「宇宙際タイヒミュラー理論」という理論でお祭りでも何でもない。