ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

そこそこやさぐれる

品行方正を絵に描いたようなお上品極まりない私ですが、たまには「何じゃボケが!」とやさぐれることもあります。華道は池坊、草月流、小原流を三つとも制覇し、ヒヤシンスの水耕栽培が得意です。茶道においては、表も裏もない純粋な千家でお作法を習っておりますから、麦茶を飲むときもぐるぐる回して飲むクセが抜けません。そんな超上流階級な私ですら、そこそこやさぐれるのです。

最近は特に電話の後でやさぐれることが多いです。そもそも私は電話が大嫌いで、普段は電話なんてしないのですが、急ぎの要件でどうしても電話しないといけない時なんかでも、最初にメールをしておくとか、FAXを送っておくとか、とにかくこっちの言いたいことが目で見てわかるようにしてから「資料を送っておいたから説明読んで返信してください」と言いたいことだけ言ってガチャ切りする生き物です。有無を言わしません。

というのも、電話をしている間は自分の手が止まってしまいます。自分で電話をかける時でも手が止まるから鬱陶しいのに、電話がかかってきて手が止まるなんてことになったら、そりゃあ仏蛇の生まれ変わりと言われて久しい私でもやさぐれます。「なんでわざわざ電話かけてくるねん。送った資料に全部書いてるやろがい」とやさぐれることなどしょっちゅうです。

仕事で電話を使う時代なんてのはもう終わったのです。グラハム・ベルもまさか自分の発明がここまで恨まれているとは思いもしないでしょう。はっきり言うとメールすら面倒なので、Yahoo!メッセンジャーみたいなのがあればいいのになと思うのです。

また、電話でのやりとりはわざわざ録音でもしない限り、記録に残りません。後で言った、言わないになるのはよくあることです。それもまた鬱陶しい。文字でのやりとりなら記録に残りますから、言った言わないの水掛論になることは少ないはずです。

もっと言うと、労働そのものがもはや時代遅れなのです。これからは労働をせずとも幸せに生きていける世の中になるべきであり、そのための憲法改正なら大賛成です。労働の義務をなくそう。合掌。