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内閣改造

内閣改造をするそうです。みなさんもご存じかと思いますが、日本には最終兵器ロボット「内閣」が皇居の奥に設置されていて、ちょいちょい改造を行うのです。本当に日本の危機となった場合には「内閣」が出動し、敵を蹴散らすとされています。憲法9条がいまだに崇められている理由は最終兵器ロボット「内閣」がいるからだとも言われています。圧倒的な防御能力を誇り、どんな最新兵器でも敵わないのです。とはいえ、ちょいちょい改造をしておかないと動かなくなってしまいます。そのための内閣改造なのです。

とはいえ、「内閣」は普通のロボットではありません。人の魂をエネルギーとしています。内閣改造をするとき、よく文部科学大臣は誰々、財務大臣は誰々、みたいな感じで名前と写真がずらずらと並び、最後は宝塚歌劇に出てくる階段のようなところで、男性はタキシード、女性はドレスを着て記念撮影を行いますが、あの撮影は遺影の撮影とも言われています。

内閣改造で大臣に選ばれるということは、すなわち「内閣」の生贄となることに他なりません。写真撮影の後、各々皇居によばれて、魂を捧げるのです。そして最終兵器ロボット「内閣」はその魂を食べて改造され、より強固な防御力を得るのです。ちなみに、皇居から出てきた大臣というのは、事前に用意されたそっくりさんですので、本人ではありません。

魂を捧げるなんて!と思われるかもしれませんが、国会議員ともなると、魂を捧げることに恐怖など感じてはおりません。もっと言うと、自分の魂で日本を守れることに誇りすら感じるといいます。総理大臣から電話がかかり、大臣になることを宣告されて喜ぶ人が多いのはそのためです。国会議員を何期も何期も務めて、ようやく最終兵器ロボット「内閣」の一部となれる喜びは凡人の私たちでは理解の及ばない境地であると思われます。

中国には「先攻者」という最終ロボットがありますが、日本の「内閣」も負けてはいません。どちらが強いか気になりますが、闘わないでいられるなら闘わないほうがよいのです。平和が一番です。合掌。