大阪万博が暗礁に乗り上げているようです。
一階だか二階だか三階だか知らんおじいちゃんが「関西の威信にかけて万博は成功させねばならない！」と吠えたそうですが、それならおじいちゃんがお金出して、自分でパビリオンを建てて、チケットを売ればよいのです。自分ができないことを人に押し付けてはいけません。人に助けを乞うのであれば、下手に出なければいけません。間違っても吠えたりしてはいけないのです。過去になんか偉いさんだったか知りませんが、万博を成功させたければ、せめて「こうすれば成功する」という道筋を立てて、きちんと説明をするべきでしょう。何が「関西の威信」だか。ちゃんちゃらおかしい。
私は何か困ったことが起きたら、まずは困ったことは何が原因かを考え、その解決策を自分なりに検討し、自分でできることからひとつずつ潰していくようにしています。「大きなことはできませんが小さなことからコツコツと」という西川きよし師匠の教えをそのまま受け継いでいるのです。
もし仮に、漫才コンビの相方がタクシーの運転手をボコして謹慎処分になったとしたら、その間は国会議員になって身を粉にして働くとか、素人名人会の司会を買って出てピンで活動するとか、とにかく自分でできることからひとつずつ潰していくのです。それしか方法はありません。
アブラカタブラー心理学だったか何か覚えていませんが、人を変えることはできない、変えることができるのは自分だけだという、コレ本当に心理学か？宗教か何かじゃないんか？ええのか？ええのんか？みたいな教えがありますが、これには私も賛成です。自分は変えることができますが、他人は変えることはできません。自分の子どもであっても、友達であっても、夫や妻であっても同じです。相手との対話はきちんと誠意を持って行うべきですが、その対話をもって相手を変えることができるというのは横暴な話です。ましてや暴力などつかって変えようというなどもってのほかです。
というわけで、ぐわぐわ団を毎日読んでいても、あなたは変わりません。安心して読みましょう。合掌。
