大阪市西成区の保育所に匿名で50万円が届いたそうです。保育所はおもちゃの購入費用にあてたいということです。これだけなら、なんとなくハートウォーミングなニュースです。
しかし、もんにょりなのはこれから。
封筒に下手くそな阪神タイガースのロゴが描かれていたそうです。阪神タイガースが優勝したからお祝いや！ということでしょうか。そして、輪ゴムでとめられた現金がくり抜かれた本の中に入っていて、ノートの切れ端に「子供達に何か使てぐださい」と書かれたものが添えられていたようです。
園長先生は「阪神ファンの方の寄付だと思います」みたいなコメントをしていますが、本をくり抜いて現金を入れるというお作法、反社の人たちが現金を隠すためによく使うのです。シャブの売人が阪神タイガース優勝セールや言うてシャブを売りまくってしこたま儲けたはいいけれど、シャブで儲けたお金なんて表社会に出すことはできません。反社の人たちはそもそも銀行口座を持つこともできませんので、本をくり抜いて隠したり、冷蔵庫の中に隠したり、とにかく現金をいろんな方法で隠していますが、どうにもこうにも18年ぶりの優勝でウハウハに儲け過ぎてしまい、このままでは暴力団の上部団体に目をつけられて大阪湾に沈められてしまうかもしれない。かといって、大っぴらにお金を使うわけにもいかない。
もはや、命の危険が危ないということで、表に出せないお金の一部を自身の贖罪のために保育園に届けたというのがおそらく真相ではないかと思うのです。
NHKのニュースで「くり抜いた本の中に現金が……」とアナウンサーが説明をした際、「そんな具体的なことを言ったらあかん！」と思わずNHKに抗議の電話を入れそうになってしまいました。
この50万円の贈り主がすでに大阪湾に沈められているかもしれないという悲しい事実に対してご冥福をお祈りしつつ、寄付をするのであれば表に出せるお金できちんと名乗って寄付をしたいものだと思いました。合掌。
