かまぼこって美味しいですよね。かけうどんであっても1枚もしくは2枚乗っかっているだけで嬉しくなるのがかまぼこです。どれほど薄く切るかでうどん屋さんの利益率が変わってくるのでかまぼこを薄く切れる職人は引くてあまただそうです。最近は台湾のTSMCが3nmという薄さにまで切ることができるということで中国が台湾を狙っています。怖いですねぇ。
冗談はさておき、かまぼこのお話。私は安いかまぼこで十分美味しいと思うので、わざわざ高級なかまぼこを買うことはないというか、はっきり言うと高いかまぼこと安いかまぼこの差がわからないので安いかまぼこが欲しいのですが、年末になるとかまぼこの値段が10倍以上に跳ね上がるのです。これが解せん。
安いかまぼこの横に高いかまぼこを売ってくれるのなら激昂して憤死してしまうこともないのですが、安いかまぼこが売り場から消えるのです。かけうどんを食べるためのかまぼこを買いたいと思っていても、年末は売っていません。売っているのはバカ高い超高級かまぼこばかり。かまぼこが食べたければ高いかまぼこを買うんだな、ヒッヒッヒ……と暗に言われているようで、これはもう許されざることです。絶対にカルテルを結んでいるんですよ、かまぼこ屋業界とスーパーマーケット業界が。年末は安いかまぼこを売らない、安いかまぼこは仕入れない、裏でそういう密約があるからこそ、年末は超高級かまぼこだけが売られるに決まっているのです。公正取引委員会は何をしているのか。年末だからといって職務放棄をしてはいけない。公安も別班も動かねばなりません、かまぼこ屋の暗躍に対して。
物価高騰対策のために減税するとか言っていますが、そんなことよりまず年末のかまぼこを安くするのが必要ではないでしょうか。もちろん、超高級かまぼこを売ることに異論はありませんが、安いかまぼこも売ってもらいたいのです。原材料が超高級かまぼこに比べてスカタンであっても文句は言いません。安いかまぼこ、カモン！合掌。
