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台湾総統選挙による日本への影響とは?

台湾総統選挙が一週間後に迫っています。与党である民進党の頼清徳がリードしており、順当に行けば総統の座は引き続き民進党が手にすることになりそうです。一方で同時に行われる立法委員選挙、日本で言うところの国会議員選挙では民進党が過半数を取れず、政権は盤石とは言い難い不安定な状況になると見られています。

 

さて、日本に住んでいる方は台湾総統選挙が日本にどのような影響を与えるのかが気になるのではないでしょうか。それは無理のない話です。現在、中国と台湾との関係はかなり緊張が走っており、米中関係の悪化も相まって、台湾有事が現実的に起きないとも限らないと言われています。そうなった場合には日本にも飛び火してきますので知らんぷりの知らぬ存ぜぬで通すことはできません。

米国大統領選挙も今年行われる予定であり、仮にトランプが大統領に復帰した場合は米中関係がさらに悪化することでしょう。そうなった場合、台湾の総統が誰かによって中国の動きも変わってくるはずです。習近平が本当におバカさんだとすれば、台湾有事もありえなくもないのです。

話は少し変わりますが、日本は過去に台湾を統治していたことがあり、その際に八田與一という人が指揮して作った東洋一のダムは今も台湾の生活になくてはならぬモノとなっています。台北市に設置された台湾総督府本庁舎は現在、中華民国総統府として使用されています。過去の総統である李登輝は日本の京都大学に留学していたことがあります。田中角栄が中華人民共和国と国交を結んだことで台湾とは国交がなくなったと言われていますが、民間レベルでは交流が盛んであり、先ほどの李登輝とパイプを持つ日本の政治家もたくさんいました。今も様々な分野での交流が盛んに行われています。

このように、日本と台湾は様々な面で距離が近いこともあり、台湾総統選挙の影響がどうなるのか、政治面から、経済面から、外交面から、さまざまな視点で考える必要があると考えます。

ぐわぐわ団では上記のような理由から、台湾総統選挙というのは、

台湾総統選挙は日本に相当な影響がある。

と考えます。合掌。