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聖人の日

聖人の日です。新聖人のみなさま、おめでとうございます。

せんずりして果てた後の時間は聖人タイムと言われており、日本語を母語にしている方であれば知らない人はいないと思います。世の中にはこのようにせんずりして果てた聖人が日々生まれては消え、生まれては消えしており、あまりにもたくさんいるので日本政府も「これはもう祝わねばならない」ということで祝日にし、市町村もホールなんかに聖人を集めて「新聖人を祝う会」なんかを開催しているのです。青臭い集会です。

ていうかみなさん、行為の名称をWikipediaで調べてください。単純に面白いです。

日本の中世では「せつり」といったが、また『宇治拾遺物語』に「かはつるみ」とあり、この「かはつるみ」は「皮とつるむ(接交する)」の謂とされる。

「皮と接交する」って何?!なぜに皮!どういう楽しみ方をしていたのか具体的に想像して描写するのは控えますが、昔の人は包茎だったのかもしれません。

また、語源についても本当にわけがわかりません。旧約聖書に語源となる記述があります。少し長くなりますが引用します。

「創世記」38章にオナンという名の男が登場する。彼は兄エルが早死にしたため、その代わりに子孫を残すべく兄嫁タマルと結婚させられた(逆縁結婚)。しかしオナンは兄のために子を残すことを嫌い、性交時は精液を膣の中に放出せず、寸前で陰茎を抜き精液を地に漏らして避妊をしようとした。しかしこの行為は神の意志に反するものとされ、オナンは神によって命を絶たれた。オナンがおこなったのは膣外射精であるが、語義が転じて生殖を目的としない射精行為としてオナニーという言葉が使われるようになった。これは自慰それ自体が罪だとされたのではないという見方もある。

いろいろとツッコミどころ満載なのですが、まず第一に語源が人名、オナンさんだったのです。私もきちんと調べるまで知りませんでした。ちょっと考えてみてください、自分の名前が自慰行為と同意になる世界を。「今日は三男をしてしまった……」「三男日和だ!」「いい三男ネタを見つけてきたぜ!」とか。イヤじゃないでしょうか。選挙に出て、自分の名前を連呼しなければいけないとき、別に恥ずかしがる必要はないのですが、街中で「自慰!自慰をよろしくお願い致します!」って聞こえてくるわけですから、とんでもない話です。

もうひとつ、オナンさんのエピソードでツッコミを入れるべきことは、膣外射精は決して避妊行為ではないということです。にも関わらず、神の意志に反したとして神に命を絶たれています。神、もっと避妊について勉強すべきです。本当に避妊したいならコンドームを使え、コンドームを。それよりもオナンさん、兄のために子を残すことを嫌いとか言っていますが、性交はしているわけですよ。無理やり縄で括られてさせられちゃってるのかもしれませんが、ぶっちゃけ勃っちゃってるわけですよ。しかも、膣外射精しているから縄で括られて身動きが取れないとか、そんなことでもないわけです。これには全国のオナニストが大激怒でしょう。何してんねん、と。相手がいるならええやん、と。暴動が起きるかもしれません。十字架にかけられるのはイエスではなくオナンではないのか。

聖人の日ということで、読むに耐えない下ネタで突き進んでしまいましたが、ぐわぐわ団はお子さまでもお楽しみ頂けるコンテンツです。ありがとうございました。合掌。