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ファーストサマーウイカの俳句とフェイクニュースについて

京都・老舗の煎餅、あられ、おかき専門店小倉山荘の「カルタ百人一首」というお菓子があるのですが、小袋にちいさなおかきが入っていて、その小袋には百人一首が書かれていて、これがなかなかに洒落ているのです。

上の写真はその「カルタ百人一首」のひとつです。こちらは有名なファーストサマーウイカの俳句になっています。今日はこちらの句の解説をさせていただきましょう。

「よにあふさかの せきはゆるさじ」ひらがなで書いているのでわかりにくいと思いますので、漢字に直しましょう。「世に大阪の 咳は許さじ」コロナ禍の時に詠まれたと言われています。当時は咳払い一つで周囲の人たちが怯え、怒り、お前ウイルス持ってたらどうすんねん!とケンカが始まるというぐらいに殺伐とした世の中でした。今は多少マシになっていますが、咳払いが聞こえると、咳払いをした人がマスクしているのかどうか気になって仕方がありません。やはり、あの恐怖の時代を経験した後遺症と言えなくもないのだと思います。

そして、そんな殺伐とした状況を上手に詠んだということで、このファーストサマーウイカの俳句は百人一首に採用されているのです。

そもそも、百人一首というのは、今の石川県知事である馳浩が文部科学大臣だった時、日本の俳句文化を絶やさぬために有識者を集めて日本を代表する俳句を百句集めて作ったものです。もともと国語の先生で、日本代表としてオリンピックに出場し、ジャパンプロレスでプロレスラーデビュー、その後新日本プロレスに移籍し人気レスラーとして大活躍、引退後は政治家に転身、衆議院議員として7期勤め、その後石川県知事として、現在は能登地震の復興に尽力している、とてもすごいひとです。なお、同時期にジャパンプロレスからデビューしたのは佐々木健介です。覚えておいて損かも知れません。

そんな百人一首の一つとして、今回はファーストサマーウイカの俳句を紹介させてもらいましたが、みなさんは決して信じてはいけません。フェイクニュースには気をつけましょう。合掌。