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すごいぞ尊富士

尊富士が110年ぶり新入幕優勝というものすごくものすごいことを成し遂げました。14日目に朝乃山との対戦で右足を痛めたというのに強行出場して勝って優勝したのですから盛り上がり方も半端ではありません。誰がこんなブックを書いたのか知りませんが、日本相撲協会には相当なやり手がいるのかもしれません。

とはいえ、相撲はボクシングと同じくガチでやってますので、こんな結末になるとは誰も想像していなかったことでしょう。私も照ノ富士が連続優勝して優勝回数を二桁に乗せるものとばかり思っていました。しかし、フタを開けたらびっくり、初入幕の大銀杏も結えないひよっこ力士が優勝してしまったのです。これは本当にすごいことです。

2020年の初場所に幕尻の徳勝龍が優勝したことは記憶に新しいかと思いますが、実はすでに4年も経っているのです。びっくりです。尊富士の優勝もあっという間に徳勝龍のように記憶の片隅に追いやられることのないよう、頑張って番付を上げて上げて上げまくって、まずは三役に上り詰めていただきたい。

それはそうと、尊富士の首周りを見た人はご存知だと思いますが、筋肉がパンパンなのです。身体は大きくありませんが、もしかしたら千代の富士のような横綱になるかもしれません。千代の富士の体付きはやはり相撲取りとはいえ、ガッチガチの筋肉だるまで、この人には絶対に勝てないであろうと思わせる説得力がありました。

その後、隆の里、双羽黒、北勝海と横綱が出てきましたが、千代の富士ほどの見た目のいかつい身体をした横綱はいません。尊富士は将来的に千代の富士のようなものすごい筋肉横綱になるかもしれません。これは楽しみで仕方のないことです。

とはいえ、照ノ富士は怪我をしているとはいえ、まだまだ地力はあるはずです。尊富士や大の里の大きな壁となってもらいたいものです。相撲の世界は甘くありません。横綱として長く勤め上げた私ですが、とりあえず今年のNHK大河ドラマが昼ドラみたいなこってりシーン満載で素晴らしいことだと思いました。合掌。