昨日は「一年生になったら」という歌について苦言を呈してしまいましたが、本日も同じく「一年生になったら」に苦言を呈していきたいと思います。
♪ひゃくにんでたべたいな ふじさんのうえでおにぎりを
まず、小学一年生100人を同時に富士山の頂上まで連れて行くというイベントを行うとなったら、相応の経験や知見、そして何よりもお金ががっちょり必要になります。安全を確保したうえでイベントとしてきちんと成立させるのは並大抵のイベント会社では不可能です。ここは日本を代表する広告代理店である電通か博報堂にお任せするしかありません。
電通か博報堂に頼んで小学一年生100人を同時に富士山の山頂に連れて行くだけでおそらく年単位の準備期間と億単位のお金が必要になります。そんなことをしていたら小学一年生が二年生になってしまうではないかと思いますが、今日明日で小学一年生100人同時に富士山の山頂に連れて行くなんて不可能です。大きなイベントを行うにはしっかりとした準備期間が必要なのです。大阪・関西万博も開催が決まったのは2018年11月ですが、すでに5年以上経過しているにも関わらず、いまだに会場は荒地のような様子で準備は遅々として進んでいません。「ほんまにだいじょうぶなんか?」と思っている人が大半でしょう。口に出さないだけです。
もうひとつ、問題があります。「おにぎり」はセブンイレブンとローソンで売られていますが、ファミリーマートでは売られていません。ファミマは「おむすび」なのです。この違いは知っている人は知っていると思うのですが、一年生になったらでは「ふじさんのうえでおにぎりを」と歌っている以上、ファミリーマートはイベントに参加できません。これはファミリーマートの親会社である伊藤忠商事を敵に回すということにもなります。日本三大商社の一角である伊藤忠商事を敵に回し、ローソンの親会社である三菱商事と手を組むイベントとなるため、自動的に富士山の上で飲むビールがキリンビールになることは言うまでもありません。合掌。