とある大学生が中退して起業する!って話に、いろんな人が「それはやめといたほうがいいよ!」とか「それは素晴らしい!」とか、やいやい言ってます。『レールに沿ったつまらない人生はもう嫌だ。』という理由で、中退して起業するという選択、実にかわいいじゃないですか。ていうか、かわいいとしか言えないんです。
昔は大学生というモラトリアム期間に思想にかぶれて、安田講堂を占拠したり、あさま山荘に立てこもったり、仲間内で内ゲバやらかしたり、世間に対して大迷惑かけまくりだったじゃないですか。東大闘争で入試が中止されたり、しっちゃかめっちゃかだったわけです。そんなんに比べたら、中退して起業するなんて選択は、失敗しても世間に対して迷惑がかかるわけじゃないし、入試が中止されたりするわけでもないのです。
社会が悪いから社会を変えようとするわけではなく、自分の立ち位置を変えることで満足しようとしているのですから、そんな若者の行動に対して、外野がやいやい言うのも忍びない。こちらに迷惑もかからないわけだし、好きにすればよろしいと思うのです。
逆に、社会の矛盾点や差別に対し、正面から取り組んで社会を変えたいという意欲あふれる若者はもういないのでしょうか。世の中を変えていこうとするエネルギーはもはや存在しないのでしょうか。若者が連帯して、世の中を変えていこうという動きはもはや起きないのでしょうか。その結果が過去は連合赤軍事件となって、もんにょりした結果になってしまったわけですが、今はもっと違う結果となる可能性もあるわけです。
せっかくの若さを中途半端なことで消費せず、ぜひ世界を変える力としてもらいたい。
と、こんな文章を知ったかぶって書いてみたものの、いったいまけもけさんはいくつなの?と思われるだけですね。あさま山荘事件なんて、懐かしの事件簿みたいな番組でしか見たことがないです。あさま山荘より、小倉山荘のおかきやお煎餅のほうが好きです。
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リンク張ろうとしたら、とんでもなく長い文章が出てきてびっくりしました。とりあえず、若者や社会のことを考えるより、おかきでもかじってゆったりと余生を過ごしたいと思います。合掌。