ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

生産性に関してあれやこれや

とある政治家先生のご意見がいろいろと物議を醸しています。ちょろまかしをしまくった挙句の言い訳会見で「やっと政治家になれたんです!」と大号泣……した人ではありません。「このハゲー!」とハゲの人に対してブチ切れたのを録音されていて週刊誌を賑わせたあの人でもありません。

特定してもおもしろくもないのでぼやかして書きますが、生産性がどうのこうの言っている人のご意見です。いろいろな方がいろいろなご意見を仰っておられますので、わざわざここで私が何かを言うまでもないのですが、ひとつだけ。

「生産性」なんてしょうもない言葉に踊らされすぎではないでしょうか。

はっきりと言いましょう。形あるもの、いつかは滅びるのです。平家物語でも書いてあるでしょう、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」と。生産性を重視するということは、何かを作ることに価値を見出すこと。でも、形あるもの、いつかは滅びるのです。どのぐらいで滅びるのかというと、だいたい1ヶ月ぐらいです。

滅びるよりも早く、たくさん生産せねばなりませんが、そんなことをしていてもいたちごっこです。

いたちの鳴き声をごぞんじでしょうか。「キャキャー!」「キキー!」って感じです。動物園で見るなり、捕まえるなり、いろいろな方法でいたちの生態を学習して、ぜひいたちごっこをしましょう。僕はいたち、君もいたち、ふたりで「キキー!」「キー!」と屋根裏を走り回って大騒ぎすれば、駆除業者が乗り込んできてお陀仏です。残念なことですが、いたちごっこをして命を落としてしまうことも考えられますので、あまりオススメは致しません。

生産性について語るつもりが、気がつけばいたちについて語り出し、何がなんだかわからなくなっていらっしゃるかと思いますが、いつものことですのでお気になさらぬように。人生は株式会社じゃないんだから、そんなに目くじらを立てんでもええやんというのが私の偽らざる気持ちです。偽っているかもしれません。生産性の高い文章を書きたい、そしてラグジュアリーな生活をしたい。これこそが偽らざる気持ちです。合掌。