「伝える」というのはとても難しいことです。
私もビジネスの場において、相手に自分の思いを伝えられず、とても苦労をしたことがあります。相手がオモンモン人*1でしたので、言葉の分厚い壁があったのですが、それはともかくとして「伝え方」を勉強しないといけないなと感じたのです。

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
- 作者: 伊藤羊一
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/03/14
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
というわけで、こちらの本を読んで勉強をしてみました。
まず、左上の図をご覧ください。ロジカルシンキングを多少なりとも学んだことのある方であれば見たことがあるかと思います。こんなの見たことないという方に説明しますと、話には主張と根拠があり、主張を上に、根拠を下に並べて図示したものをピラミッドストラクチャーと言います。根拠は複数あることが多いので、図にすると三角形、ピラミッド型になるのです。
話は長いのに何を言っているのかわからない人がいますが、そういう人は根拠をたくさん伝えているものの、肝心要の主張の部分がすっぽり抜け落ちているので、わけがわからないのです。話は主張と根拠からできていると理解していれば、まずは主張を伝えるべきだというのはおわかりいただけるかと思います。
では、実践してみましょう。最近、ぐわぐわ団でやたらとブームになっている日本ボクシング連盟の山根会長ですが、あの方はとてもステキキャラです。なぜなら、強面なのに、冷蔵庫にぶどうがないと激怒するし、めだま焼きの焼き方にはやたらとこだわりがあるのです。強面というだけでもこってりしたキャラクターなのに、ぶどうとめだま焼きのダブルコンボ攻撃でだいたいの方はノックアウトされてしまうのではないでしょうか。
このように、主張と根拠をしっかりと組み立てたうえで話をすることで、相手にわかりやすく伝えることができるのです。ただし、ピラミッドストラクチャーまで持ち出して「山根会長がステキキャラ」であることを伝える必要があるのかどうかは別の問題です。合掌。
*1:詳しくは【大人気連載】世界の食卓 第124回をご参照ください