ぐわぐわ団

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宝塚歌劇を観るにあたって

相方に連れられて宝塚歌劇「エリザベート」を観に行ってきました。

阪急宝塚駅を降りたら、こんな銅像があります。実に宝塚っぽいです。

相方は事前にパンフレットを手に入れてしっかりと予習をしていたのですが、私は映画と同じ感覚で「前知識なしで観るよ〜」と言って何にも予習せず。映画と演劇を同じに考えていたのですが、実は全然違うものでした。

なんといっても、映画はカメラを通して演技を観るため、どこに集中すればよいのかわかりやすい。重要なモノが映し出される時は、カメラがしっかりと重要なモノを映し出してくれます。表情が重要な場合は、俳優の表情がアップで映し出されます。映画というのは、観る側がある程度取捨選択された情報を受け取っているのです。

一方、演劇の場合は観る側が舞台の全体を観て、自分で情報を取りにいかないといけないのです。舞台全体を観たほうがいいのか、主役の演技を観たほうがいいのか、それとも全然別のところを観たほうがいいのか、全ては観る側が選ばねばなりません。舞台からそこそこ離れたところで観る場合、誰が誰だかわからなくなったりするので、少なくとも登場人物の名前と相関図ぐらいは頭に入れておかないとたいへんです。

ごちゃごちゃ書いてますが、演劇を観る場合は事前にできる限り情報を詰め込んでおくに越したことはないのです。観劇というのは受け身では厳しいのです。沖縄のおばあが「かめーかめー」とじゃんじゃかお菓子を出してくるみたいなのを期待してはいけません。自分から食べに行かないといけないのです。

ありがたいことに、休憩時間というのがあったので、その間にパンフレットやスマホなんかで「エリザベート」のあらすじなどを頭に叩き込んで、ごちゃごちゃになっていた頭の中を整理して態勢を立て直し、無事楽しむことができました。

前に宝塚を観たときは「ベルばら」だったので、ある程度あらすじは頭の中に入っていたのですが、今回の「エリザベート」は本当に何の前知識もなかったので、宝塚歌劇の初心者の方はぜひとも、ある程度の予習をしてから観に行ったほうがよいと思います。

ちなみに、ぐわぐわ団を読むときは予習は不要です。よろしくお願い申し上げます。合掌。