今のところ予定はありませんが、もし出産するなら無痛分娩がいいなと思います。出産ってめっちょこ痛いと言いますし、痛いのはものすごく苦手です。
ていうか、痛いのが得意という人はほとんどいないと思うのです。昔の武士も痛いのがイヤなので、切腹する時は扇子を使っていたのです。扇子腹といいまして、扇子に手をかけた瞬間に介錯人が首を落としていたのです。それすら怖いという武士のために、「切腹」ではなく毒を飲んで死ぬ「一服」という方法があったそうです。案外、そんなものだったりするのです。
人が月に行く世の中であっても、いまだに出産は痛みを伴うものという意識があり、無痛分娩を口にすると「そんなことでどうするの!」と根性論を持ち出してくる人が少なからずいるそうです。母親が娘に対して「私は痛い思いをして子どもを産んだんだから、あなたもそうしなさい!」と、わざわざ痛いことを勧めてくるんだとか。
先ほども申し上げたとおり、痛いのが得意という人はほとんどいないのです。安全であるという前提条件こそありますが、無痛分娩を望む人に対して「痛くないのはいいよね〜」と言えば済む話なのです。
以前から何度も申し上げていることですが、私は苦労なんてしないですむならしたくないし、わざわざ苦労する必要もないという立場です。
大阪から東京まで行く必要があるなら、飛行機で行こうが、新幹線で行こうが、青春18きっぷを使って在来線で行こうが、夜行バスで行こうが、原付で行こうが、歩いて行こうが、どんな方法を使ってでも、東京に着けばいいのです。もちろん、新幹線だと早く着くし、青春18きっぷを使って時間をかけて行けば素敵な経験ができるかもしれませんし、夜行バスで行けば安上がりだったりします。
どんな方法でも、自分の好きな方法で行けばいいですし、自分に合った手段を使えばいいだけの話です。「俺は歩いて東京まで行ったから、お前も歩け!」なんて言われても無視すりゃいいのです。もちろん「俺は歩いて東京まで行ったけど、楽しかったよ。」という話ならよいのですが、だいたい「お前も同じことをしろ!」になるのがやっかいです。昔と違っていろんな方法があるのです。自分の苦労を他人に押し付けるからややこしくなるのです。
というわけで、切腹するなら扇子腹にすべきではないかというお話でした。合掌。