ディーン・フジオカのセカンドアルバムを聴きながらブログを書いています。
なんだかんだ言って、ディーン・フジオカが好きなのです。昨年の「モンテ・クリスト伯」、お正月の「レ・ミゼラブル」、このダブルパンチでノックアウトされてしまったのです。ディーン・フジオカの持つ非現実っぽい雰囲気が好きなのです。ちなみに、野村萬斎も好きです。先日、『七つの会議』を観に行ったのですが、理由は野村萬斎が主役だったからで、野村萬斎からも非現実っぽさを感じるのです。
それはそれとして、今日はこの前に読んだ本のことを書きます。
『発達障害グレーゾーン』という本です。
金髪にして変わったこと
— 姫野桂@新刊発売1ヶ月で4刷り📚 (@himeno_kei) January 3, 2019
・わざとぶつかってくる系のおじさんの被害にあわなくなった
・レジ待ちの列で後ろのおじさんから舌打ちされない
・満員電車でおじさんに蹴られない
・タチの悪いナンパにあわない
・初対面の人や久しぶりに会った人にはまず髪色を突っ込まれる pic.twitter.com/2lrvbBOuDt
なんとなく、著者のこのツイートに引っかかって、読んでみたのです。
「発達障害」と聞くと、コミュニケーションが取りにくかったりする代わりに、ものすごい能力があったりするような人を想像しがちですが、実際はそんなケースはまれで、程度の差があるにせよ、生きにくさを感じている人がいるのです。
この本では、「発達障害」に認定されずに苦しんでいる人をグレーゾーンの人を本の中で「グレさん」と称して、深く掘り下げています。ギリギリでなんとかやっている人がたくさんいるのです。ぐわぐわ団ではよくサンリオの名言「みんなちがって、みんなかわいい」を取り上げていますが、まずはこの「みんなちがって、みんなかわいい」が浸透していかないと、グレーゾーンの人たちが生きやすい世の中にはなっていかないような気がします。
そして本の中で、特に印象に残ったのが「第4章 グレーゾーンを生む「発達障害診断」の真実」で精神科医の西脇医師が語っている、グレーゾーンの人たちへの言葉です。
そのような方に言いたいのは、次の3点です。
「自分に期待しない」
「他人に期待しない」
「自分は努力をする」この3点にエネルギーを注ぐべきです。(中略)大抵の人は相手に期待して相手が変わらないと文句を言っていて、そんなのは永遠に続くわけです。だからやめましょうと。
この言葉、別にグレーゾーンの人たちだけの言葉にするにはもったいないのです。
『厳しくなくても「いい仕事」はできると思いますし、楽しくすることもできると思います』という記事で「私は他の人に期待をしていません。」と書きました。その理由を、相手に感謝する気持ちを保つため、自分からすすんで動くため、と書きましたが、自分が考えていることとほぼ同じことが、この本に書かれていたので驚いたのです。
世の中にはいろいろな人がいます。みんな違います。家族であっても、兄弟であっても、違うものは違います。今回紹介した本が、その違いを理解するきっかけに、そして引用した上の3つの言葉が広く理解されるきっかけになってくれればいいなと思います。
ただ、他の人に期待をしていないと言った舌の根も乾かぬうちではありますが、ディーン・フジオカと野村萬斎にはめっちょこ期待しています。この2人には期待してしまう何かがあるのです。みなさんも期待しましょう。合掌。