ぐわぐわ団

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着てはもらえぬセーターを

都はるみの歌を聴いていたのですが(ここでなぜ、都はるみの歌を聴いていたのかは敢えて書きませんが、本音を言うと「なんでやねん!」とツッコミを入れてもらいたいという邪な気持ちがないわけではありません)、都はるみが「着てはもらえぬセーターを寒さこらえて編んでます」と歌っていたのです。

これがもう、びっくりするぐらいにもんにょりなのです。

まず、着てもらえないセーターをわざわざ編む必要などありません。他にすることがあるでしょう。ブーブークッションで遊ぶとか、究極のととのう映画『ピラニア』を観るとか。ブーブークッションで遊ぶなんてものすごく生産的ですよ、ブーって音が鳴るんですから。『ピラニア』もびっくりするぐらいにくだらない映画ですが、IQが虚数としか思えない映画監督の最後のご臨終のシーンは死ぬまでに一度は見ておくべきではないかと思うのです。もちろん、二度見る必要はありません。

話がどっか行きましたが、着てもらえないセーターを編んでいるというだけでも非生産的だというのに、寒さをこらえて編んでいるのです。部屋を暖かくするとか、厚着をするとか、いろいろと暖かくする方法はあるはずです。貧乏だから石油を買うお金もないとか言うのかもしれませんが、そもそも石油など買えないのです。売っているのは灯油です。石油なんて精製してないんだからどろどろで使うこともままなりません。そんなことが言いたいのではないのです。別に石油であろうが、灯油であろうが、それはささいな違いでしかないのです。私が言いたいのは、暖かくする努力をなぜ怠るのか、という一点に尽きます。

着てもらえないセーターを編んでいるというだけでも自分に酔っている感がすごいのに、寒さまでこらえているなんて、もう自分に酔って酔って酔っ払ってエチルアルコール原液でがぶがぶ飲んでいるぐらいの勢いで酔っているとしか思えないのです。メチルアルコールは失明するので飲まないでください。覚え方は「目が散る」、メチルアルコールは目が散る、だから失明すると覚えておけば大丈夫です。試験に出ますよ。合掌。